ID:28233
特別企画展 フランダースの光
ベルギーの美しき村を描いて
会場
姫路市立美術館
HIMEJI CITY MUSEUM OF ART
会期
2010年7月10日(土) ~ 2010年8月29日(日)
展覧会概要
特別企画展 フランダースの光 トクベツキカクテン フランダースノヒカリ ベルギーの美しき村を描いて
19世紀の半ば、風景や農村の情景を主題とし、戸外で制作するという新しい志向を持った画家たちは、都市の喧騒を離れて自然の中へと移り住み、ヨーロッパ各地に芸術家村(コロニー)を生み出しました。
ベルギーでは、ゲント市にほど近いシント・マルテンス・ラーテムと呼ばれるのどかな村に、ゲントをはじめフランダース(ベルギー北部地域)各地の芸術家たちが移り住み、質の高い独自の芸術活動を展開しました。彼らの活動は1900年から30年頃までが最も充実しており、1899年にこの地に移り住んだジョルジュ・ミンヌに始まる第一世代、印象派の影響を受けたエミール・クラウスを代表とする第二世代、第一次世界大戦勃発後にキュビスムや表現主義を通じて人と現実のかかわりを見つめ直したフリッツ・ヴァン・デン・ベルグなどの第三世代に大別されます。
ラーテム村に集った芸術家たちは、他の芸術家村の画家たちに見られるように、何らかの思想を表明しようという強い意志を持っていたというよりも、自然や農民たちとの親密な交わり、また芸術家同士の固い絆を通して、この地に心の平和を見出していました。豊かな自然と共存しながら、フランダースの田園風景やそこに住む人々の姿を独自の視点で描きだす彼らの作品は、何よりもゆったりした時間の流れによって、見る者に心の安らぎを与えてくれます。
本展は油彩を中心に約90点の作品をご紹介いたします。
- 主催者
- 姫路市立美術館、毎日新聞社、財団法人兵庫県学校厚生会
- 休催日
- 月曜日(7/19は開館)、7/20
- 観覧料
- 一般1100(900)円、高大生700(500)円、小中生300(200)円
※( )内は前売・20名以上の団体料金 - 展覧会ホームページ
- http://www.city.himeji.hyogo.jp/art/
- 展覧会問合わせ先
- 姫路市立美術館 Tel.079-222-2288
会場情報
姫路市立美術館 ヒメジシリツビジュツカン
HIMEJI CITY MUSEUM OF ART
- 会場住所
-
〒670-0012
姫路市本町68-25 - ホームページ
- https://www.city.himeji.lg.jp/art/
登録日:1999年3月31日