ID:27942
稲垣仲静・稔次郎兄弟展
会場
京都国立近代美術館
THE NATIONAL MUSEUM OF MODERN ART, KYOTO
会期
2010年5月18日(火) ~ 2010年6月27日(日)
展覧会概要
稲垣仲静・稔次郎兄弟展 イナガキチュウセイ・トシジロウキョウダイテン
京都市立絵画専門学校在学中に第2回国画創作協会展へ《猫》を出品して画壇の注目を浴び、克明な自然描写の中に官能性や凄みを表現する画家として将来を期待されながら、25歳の若さで亡くなった稲垣仲静(1897–1922)。その仲静の弟で、染色作家として名をなし、昭和37(1962)年型絵染の人間国宝に認定された稲垣稔次郎(1902–1963)。二人の父は日本画家であり、かつまた、工芸図案家でもあった稲垣竹埠(ちくう)で、兄弟が、それぞれの道を継ぐような形となりましたが、その根幹に共通するものは、身の回りの自然を凝視し、形態化しようとする強い意志でした。弟は早逝した兄を終生尊敬し、ことある毎に、「兄貴と二人展をしたい。兄貴には負けへんで。」と言っていたといいます。
虎のモティーフを愛した稔次郎が生まれてから、実に10回目にあたる寅年となる平成22(2010)年に開催される本展は、その念願を果すもので、兄・仲静の数少ない遺作のうち、現在所在の分かるもの全てと、弟・稔次郎の代表作を集めて展示するものです。そこには、日本画と工芸、とジャンルは違えども、いかにして京都の美術の近代化をすすめるか、言い換えれば、いかにして自己の求める芸術を産み出すか、を模索した姿を見てとることができるに違いありません。
- 主催者
- 京都国立近代美術館、京都新聞社
- 休催日
- 月曜日
- 観覧料
- 一般700円、大学生450円、高校生以下無料
- 展覧会ホームページ
- http://www.momak.go.jp/
- 展覧会問合わせ先
- 代表:Tel.075-761-4111 テレホンサービス:Tel.075-761-9900
会場情報
京都国立近代美術館 キョウトコクリツキンダイビジュツカン
THE NATIONAL MUSEUM OF MODERN ART, KYOTO
- 会場住所
-
〒606-8344
京都市左京区岡崎円勝寺町 - ホームページ
- https://www.momak.go.jp/
- 問い合わせ先
-
京都国立近代美術館:Tel.075-761-4111
テレホンサービス(展覧会のご案内):Tel.075-761-9900
登録日:1999年3月31日