ID:27476

激動の日本史における細川家の挑戦 華ひらくルネサンス

―肥後文化の黄金期―

会場

熊本県立美術館

KUMAMOTO PREFECTURAL MUSEUM OF ART

会期

2009年10月9日(金) ~ 2009年12月24日(木)

展覧会概要

激動の日本史における細川家の挑戦 華ひらくルネサンス ゲキドウノニホンシニオケルホソカワケノチョウセン ハナヒラクルネサンス ―肥後文化の黄金期―

和歌の奥義「古今伝授(こきんでんじゅ)」を伝えた幽斎(ゆうさい)、千利休(せんのりきゅう)の高弟として茶道をきわめた三斎(さんさい)、そして博物学や俳句を好んだ重賢(しげかた)…。文武両道を重んじてきた細川家ですが、とくに文化の側面では、教養の域をこえて一芸に秀でた殿様たちが、歴史に多く名を連ねています。幽斎や三斎、重賢にくらべると知名度はまだ高くありませんが、本展の主人公である細川斉茲(ほそかわなりしげ)(1795~1835)も、彼らに勝るとも劣らない文人殿様で、肥後の文化を語るうえでは欠かすことのできない存在です。
宇土支藩主細川興文(おきのり)の三男として生まれ、細川宗家の養子となって第8代熊本藩主となった斉茲は網田焼(おうだやき)や松尾焼を藩の御用窯として保護したり、吉田司家(よしだつかさけ)による相撲の横綱制度創設を後押ししたりと、文化全般に高い関心を持っていましたが、なにより絵画が大好きで、永青文庫には斉茲が関わった絵画が数多く伝わっています。
この展覧会では、斉茲が絵師に命じて作らせた風景図巻や古絵巻、隠居後に熱を入れて収集した中国絵画、そして自ら絵筆を執って描いた花鳥画など、斉茲をとりまく絵画作品にスポットを当て、藩主を魅了した華やかな彩りの世界を御覧いただきます。

休催日
月曜日(祝日の場合はその翌日) ※12月21日(月)臨時開館
観覧料
一般200円(150円)、大学生120円(100円)、高校生以下無料
※( )は20名以上の団体料金
展覧会ホームページ
http://www.museum.pref.kumamoto.jp/
展覧会問合わせ先
TEL:096-352-2111 FAX:096-326-1512

会場情報

熊本県立美術館 クマモトケンリツビジュツカン

KUMAMOTO PREFECTURAL MUSEUM OF ART

会場住所
〒860-0008
熊本市二の丸2
ホームページ
http://www.museum.pref.kumamoto.jp/
更新日:2010年12月15日
登録日:1999年3月31日