ID:27411

本間友幸 薔薇貫入釉陶芸展

会場

清里北澤美術館

KIYOSATO KITAZAWAMUSEUM OF ART

会期

2009年10月1日(木) ~ 2009年11月30日(月)

展覧会概要

本間友幸 薔薇貫入釉陶芸展 ホンマトモユキ バラカンニュウユウトウゲイテン

1975年に長野県で生まれた本間友幸は、薔薇貫入釉(貫入青磁釉)と呼ばれる釉薬を使った作陶活動で注目を集めている若手作家です。
貫入とは、陶磁器を焼成した後の冷却の温度変化で、素地と釉薬とが異なる縮み方をすることから釉薬に生じる、ひび割れのことをいいます。古来、中国ではこのひび割れ模様を珍重し、約千年前の宋の時代には、貫入を意図的に生じさせた青磁を宮廷直轄の官窯で生産していました。釉面に変化をもたらし、その奥深さを際だたせるひび割れの芸術性が尊ばれたのです。
本間が追求している貫入釉は、伝統ある青磁の貫入をさらに発展させたもので、その名前が示すとおり、薔薇の花びらを敷き詰めたような可憐で繊細な情趣をたたえています。モダンな造形と歴史的な技法を調和させた薔薇貫入釉の世界は、伝統を継承しつつ新たな美の創作に挑む作家の姿勢を物語るものといえます。気鋭の陶芸作家の最近の成果を是非ご高覧ください。

休催日
会期中無休
観覧料
大人1000円 団体(8名以上)900円 中学生以下無料
展覧会ホームページ
http://kitazawamuseum.kitz.co.jp/
展覧会問合わせ先
TEL:0551-48-5000 FAX:0551-48-4004

会場情報

清里北澤美術館 キヨサトキタザワビジュツカン

KIYOSATO KITAZAWAMUSEUM OF ART

会場住所
〒407-0301
北杜市高根町清里3545-1
更新日:2010年10月22日
登録日:1999年3月31日