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―日本画創造の苦悩と歓喜― 大正期、再興院展の輝き

~大観・観山・靫彦・古径・御舟~

会場

滋賀県立近代美術館

THE MUSEUM OF MODERN ART.SHIGA

会期

2009年9月12日(土) ~ 2009年10月25日(日)

展覧会概要

―日本画創造の苦悩と歓喜― 大正期、再興院展の輝き ―ニホンガソウゾウノクノウトカンキ― タイショウキ、サイコウインテンノカガヤキ ~大観・観山・靫彦・古径・御舟~

1898(明治31)年、日本美術院は岡倉天心により創設されました。横山大観・菱田春草ら中心メンバーは朦朧体によって新画体を追求。日本画の近代化に邁進したのです。その後1907(明治40)年には文部省美術展覧会が開設され、さまざまな紆余曲折を経て、1913(大正2)年天心の死を迎えるに至ります。天心没後は横山大観、下村観山が中心となって、翌大正3年に日本美術院が再興されました。時代はまさに社会に目が向けられるようになった大正デモクラシーの頃。再興日本美術院展には、鮮烈な個性が表出しました。写実と装飾、古典美と現代風俗、理想の楽園と現実社会、さまざまな相反する志向がせめぎあい、日本画家たちは芸術を創造する苦悩と歓喜に奮い立ちました。
本展では、芸術創造の段階ではいまだ青春といえる大正期の再興院展出品作を中心に展観し、近代日本絵画史上きらめく光彩を放った唯一無二の時代を名作でたどります。
なおこの展覧会は、日本美術院を中心とする近代日本画の作品収集を方針に掲げた滋賀県立近代美術館(1984年開館)の開館25周年記念展です。平成元年に開催した「近代日本画の黎明・日本美術院」、平成4年に開催した「日本美術院 文展苦闘編」の後をうけ、日本美術院の歴史を段階的に展望しようとするシリーズ展の第3弾となります。

主催者
滋賀県立近代美術館、栃木県立美術館、朝日新聞社
休催日
毎週月曜日(ただし9月21日(月)と10月12日(月)の祝日は開館。9月24日(木)と10月13日(火)は休館。)
観覧料
一 般 950円(750円)
高大生 650円(500円)
小中生 450円(350円)
( )内は前売および20名以上の団体料金
展覧会ホームページ
http://www.shiga-kinbi.jp/
展覧会問合わせ先
代表077-543-2111

会場情報

滋賀県立近代美術館 シガケンリツキンダイビジュツカン

THE MUSEUM OF MODERN ART.SHIGA

会場住所
〒520-2122
大津市瀬田南大萱町1740-1
ホームページ
http://www.shiga-kinbi.jp/
更新日:2010年8月20日
登録日:1999年3月31日