ID:27080
道教の美術 TAOISM ART
会場
大阪市立美術館
Osaka Municipal Museum of Art
会期
2009年9月15日(火) ~ 2009年10月25日(日)
展覧会概要
道教の美術 TAOISM ART ドウキョウノビジュツ TAOISM ART
本展は、日本と中国の文化に深く根ざす「知られざる道教の世界」をメインテーマとする、日本ではじめての展覧会です。
道教とは、道(タオ)を説き不老長寿を究極の理想とする中国でうまれた宗教です。老子をその祖として崇め、神仙思想や風水や星宿、易学をはじめとする古代の思想や信仰・神話、そして仏教をも取り込みながら発展し続けてきました。現代も中国の人生観や世界観の根幹をなし、東アジアの思想や文化、芸術のベースとなっています。
道教に関わる美術はその思想と同様に多種多彩です。老子や仙人、北斗七星といった星座を擬人化した図像、閻魔王に代表される道服を身に着けた地獄の裁判官。さらには陰陽道でも用いられた呪符・まじないや占い、そして現在も信仰をあつめる関帝や媽祖などなど。難解でつかみどころがないような道教ですが、今日の日本でもその影響は色濃くみられ、浦島太郎、七夕やお中元、妙見や庚申といった慣れ親しんだ物語や習俗、信仰も実は道教にルーツがあります。
いつの時代にも中国から日本へと無限の広がりをみせ、気づかぬうちに私たちの生活にまで浸透していた道教の世界。本展ではこれまで埋もれていた中国や日本の絵画・書・彫刻・工芸作品を近代にまで時代をひろげて、日本各地から約300件結集させ、わかりやすくご紹介いたします。
是非この機会に「道教の美術」という古くて新しいジャンルにふれ、案外身近にある道教の世界を感じてください。
- 主催者
- 大阪市立美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会、NHK大阪放送局
- 休催日
- 9月24日(木)、9月28日(月)、10月5日(月)、10月13日(火)、10月19日(月)
- 観覧料
- 一般1,300円(1,100円)、高大生900円(700円)
中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方、大阪市内在住の65歳以上の方は無料〔要証明(原本に限る)〕
※カッコ内は、前売り・20名以上の団体料金 - 展覧会ホームページ
- http://www.osaka-art-museum.jp/
- 展覧会問合わせ先
- 大阪市立美術館 Tel.06-6771-4874
会場情報
大阪市立美術館 オオサカシリツビジュツカン
Osaka Municipal Museum of Art
- 会場住所
-
〒543-0063
大阪市天王寺区茶臼山町1-82
登録日:1999年3月31日