ID:26997
激動の日本史における細川家の挑戦「肥後の鳳凰―藩政の改革者・重賢―」
会場
熊本県立美術館
KUMAMOTO PREFECTURAL MUSEUM OF ART
会期
2009年7月15日(水) ~ 2009年10月4日(日)
展覧会概要
激動の日本史における細川家の挑戦「肥後の鳳凰―藩政の改革者・重賢―」 ゲキドウノニホンシニオケルホソカワケノチョウセン「ヒゴノホウオウ―ハンセイノカイカクシャ・シゲカタ―」
江戸時代の中期、 藩政改革を推し進めて「肥後の鳳凰」と讃えられた名君が熊本藩に誕生します。
ご存知でしょうか?その名前は細川重賢。熊本藩の「宝暦の改革」を成功させ、高校の教科書にも名前がみえる有名な改革者です。四代熊本藩主細川宣紀[ほそかわのぶのり]の五男として生まれた重賢は、もともと大名の子でありながら藩主になれない部屋住みの立場にありました。ところが延享4年(1747)、江戸城で兄の細川宗孝が不慮の刃傷事件によって落命。思いもよらない格好で、重賢は藩主となったのです。
突然藩主となった重賢を待っていたのは、たび重なる凶作と幕府へのお手伝い普請のために破綻の危機に瀕していた藩財政でした。これに対して重賢は、 堀平太左衛門を大奉行に抜擢して改革に着手。支出を抑制すると共に専売制を導入し、直面する財政問題に対応する一方、「御刑法草書」と呼ばれるわが国最初の刑法典を定めて司法改革を、藩校「時習館」を設立して教育改革を進め、長期的な視野のもとで藩政の立て直しに挑みました。
藩政を刷新した改革者としての顔を持つ一方、重賢は文武に優れた素養を発揮した文化人でもありました。和歌や漢詩をよくたしなむだけでなく、「雑事紛冗解」という百科事典を編纂したり、博物学に熱中して国内外の動植物を描いた写生帖を多く残しています。
展覧会では、「肥後の鳳凰」細川重賢が進めた「宝暦の改革」の様相に迫ります。加えて、改革者重賢の豊かなパーソナリティーにも焦点をあてます。
- 休催日
- 月曜日(祝日の場合はその翌日) 9/21(月)~27(日)は連続開館
- 観覧料
- 一般200(150)円、大学生120(100)円、高校生以下無料
※( )は20名以上の団体料金 - 展覧会ホームページ
- http://www.museum.pref.kumamoto.jp/
- 展覧会問合わせ先
- TEL:096-352-2111 FAX:096-326-1512
会場情報
熊本県立美術館 クマモトケンリツビジュツカン
KUMAMOTO PREFECTURAL MUSEUM OF ART
- 会場住所
-
〒860-0008
熊本市二の丸2 - ホームページ
- http://www.museum.pref.kumamoto.jp/
登録日:1999年3月31日