ID:26949
没後10年記念「東山魁夷と昭和の日本画」展
会場
山種美術館
YAMATANE MUSEUM OF ART
会期
2009年12月5日(土) ~ 2010年1月31日(日)
展覧会概要
没後10年記念「東山魁夷と昭和の日本画」展 ボツゴ10ネンキネン「ヒガシヤマカイイトショウワノニホンガ」テン
2009年は「昭和の国民画家」と称された東山魁夷(1908-1999)の没後10年にあたります。この節目の年に、当館の所蔵品によりその画業を振り返るとともに、昭和の日本画壇において活躍した画家たちの活動にも注目した展覧会を開催いたします。
昭和という時代の日本は、太平洋戦争を経験し、戦後の復興と激動の中で、大きな変遷を遂げていきます。また、急激な民主化や近代化にともない、新しい価値観が次々と誕生し、西洋と日本、伝統とモダン、精神主義と物質主義などの相反する要素が個性をもって発達した時代でもありました。こうした新しい世相を反映した価値観は、近代日本画の世界における美意識にも影響を及ぼし、スタイルの多様化をもたらします。その中で、魁夷ら昭和の画家たちは、これまでにない技法や画材を積極的に取り入れ、より自由な発想で新しい日本画のあり方を模索していきました。
本展では、当館が所蔵する19点の東山魁夷の作品に加え、魁夷とは東京美術学校時代の同級生でもあった橋本明治、加藤栄三、山田申吾の作品、そして昭和の画壇に話題を振りまいた未更会メンバー(川合玉堂、結城素明、鏑木清方、山口蓬春、森田沙伊、山本丘人、杉山寧、髙山辰雄ら)の作品約90点を展示します。
また、新・美術館開館記念展の第2弾として開催される本展では、昭和43年に完成された皇居新宮殿の宮内庁委嘱作品にちなんで制作された、東山魁夷《満来る潮》(幅9mを超える大壁画)、上村松篁《日本の花・日本の鳥》、橋本明治《朝陽桜》、山口蓬春《新宮殿杉戸楓4分の1下絵》、安田靫彦《万葉和歌》が12年ぶりに一挙特別公開され、大迫力で展示室を飾ります。
これらの個性豊かな昭和の日本画から、当時の価値観や美意識を感じ取っていただければ幸いです。
- 主催者
- 山種美術館、読売新聞社
- 休催日
- 月曜日(但し、祝日の場合は翌火曜日休館)、年末年始(12/28-1/4)
- 観覧料
- 一般1200(1000)円・大高生900(800)円・中小生無料
*( )内は20名以上の団体料金
*障害者手帳持参者は1000円 - 展覧会ホームページ
- http://www.yamatane-museum.or.jp
- 展覧会問合わせ先
- 03-3239-5911
会場情報
山種美術館 ヤマタネビジュツカン
YAMATANE MUSEUM OF ART
- 会場住所
-
〒150-0012
渋谷区広尾3-12-36 - ホームページ
- https://www.yamatane-museum.jp/
登録日:1999年3月31日