ID:26524
富士を旅する
―浮世絵を中心に
会場
佐野美術館
sano art museum
会期
2009年5月23日(土) ~ 2009年7月8日(水)
展覧会概要
富士を旅する フジヲタビスル ―浮世絵を中心に
日本を象徴する山、富士山。日本人は古来より、この山の崇高な姿を信仰の対象として崇め、その端正な形を美術工芸品に表してきました。
江戸時代になると、街道や宿場が整備され、旅の途中で富士山を間近に見ることができるようになりました。また、富士山信仰の広まりとともに富士登山が流行し、登頂することで祈願成就を得ようと願う人々も増えてきました。こうして富士山は、遠くに崇めるものだけでなく、近くにあって親しみを感じる存在ともなりました。
富士山に寄せる人々の感覚の変化に一役買ったのが浮世絵でした。浮世絵には、東海道の名所や土地にまつわる物語などとともに、様々な富士山の姿が描かれ、富士山頂までの道のりを詳細に示した案内図が著されました。浮世絵の精緻な彫り技と鮮やかな摺り色は、それを手にした人の旅心を一層駆り立てました。
本展は、富士山に関する美術工芸品を多岐にわたり収集された、静岡市の故 服部和彦氏のコレクションの中から、浮世絵を中心に約50点を紹介いたします。
大胆な構図で富士をとらえた葛飾北斎、東海道の風情を叙情豊かに描いた歌川広重、富士の山塊に迫った歌川貞秀。ひととき江戸時代の旅人となって、富士をめでる旅をお愉しみください。
- 主催者
- 佐野美術館・三島市・三島市教育委員会
- 休催日
- 木曜
- 観覧料
- 一般・大学生900円 小・中・高校生500円
※15名様以上の団体は2割引
※土曜日は小中学生無料 - 展覧会ホームページ
- http://www.sanobi.or.jp/
- 展覧会問合わせ先
- 総務部
会場情報
登録日:1999年3月31日