ID:26356
夢二グラフィック
夢二の手がけた明治・大正・昭和の雑誌型録(かたろぐ)
会場
竹久夢二美術館
Takehisa Yumeji Museum
会期
2009年4月3日(金) ~ 2009年6月28日(日)
展覧会概要
夢二グラフィック ユメジグラフィック 夢二の手がけた明治・大正・昭和の雑誌型録(かたろぐ)
或る日、友が一冊の『中学世界』を買ってきた。其中に、其秋の増刊菊花号の原稿募集が出ていた。その募集の中にはコマ絵も含まれていた。(中略)私も何か投書してみたいと思って、終にコマ絵を試みる事にした。
竹久夢二「私の投書家時代」『中学世界』13巻7号(明治43年6月号)
明治38年11月、当時22歳の夢二は雑誌『中学世界』への〈コマ絵〉投稿をきっかけに画家への道を歩み始めました。日本画家が主流を占めていた当時の挿絵の世界では、何気ない日々の印象を主題とする夢二の描く絵は、鮮烈な印象を与え、多くの若者たちから支持を集めました。
印刷技術の向上を背景として、続々と新しい雑誌が創刊された明治半ばから大正期にかけて、約15年間ものあいだ挿絵画家として常に第一線で活躍した夢二は、その生涯におよそ180タイトルに及ぶ2,200冊以上もの雑誌を手掛けました。同時に〈美術と大衆〉という問題意識が顕在化した大正末期には、〈商業美術〉という新たな活躍の舞台において斬新なグラフィックデザインを試みています。
本展覧会では、夢二の主たる作品発表の場であった〈雑誌〉に於ける明治・大正・昭和の仕事を振り返り、加えて雑誌の誌面上から商業美術の世界へと展開された夢二のグラフィックデザインの変遷を辿ります。
- 主催者
- 竹久夢二美術館
- 休催日
- 月曜日(GW期間中は無休)
- 観覧料
- 一般 900円 大・高生 800円 中・小生 400円(弥生美術館と併せてご鑑賞頂けます)
- 展覧会ホームページ
- http://www.yayoi-yumeji-museum.jp
- 展覧会問合わせ先
- 竹久夢二美術館 03-5689-0462
会場情報
竹久夢二美術館 タケヒサユメジビジュツカン
Takehisa Yumeji Museum
- 会場住所
-
〒113-0032
文京区弥生2-4-2
登録日:1999年3月31日