ID:26323
伊藤公象1974-2009
土の襞―多軟面体、褶曲、起土、焼凍土
会場
茨城県陶芸美術館
Ibaraki Ceramic Art Museum
会期
2009年4月18日(土) ~ 2009年6月21日(日)
展覧会概要
伊藤公象1974-2009 イトウコウショウ1974-2009 土の襞―多軟面体、褶曲、起土、焼凍土
1932年、石川県の彫金の家に生まれた伊藤公象は、十代で九谷焼の窯元に弟子入りし、修業を重ねました。しかしほどなくして陶工芸を離れ、人の作為を抑制した、独自の造形世界を模索します。素材を土に絞り込むようになった72年、妻である造形作家、伊藤知香とともに笠間に居を構え、「美術工房桑土舎」(現・伊藤アトリエ)を設立。以来、この地を拠点に内外で作品を発表してきました。
伊藤作品の特徴は、自然現象を活かした造形にあります。多面軟体(ためんなんたい)と呼ばれるシリーズは、
薄くスライスした粘土を即興的に丸めたものを焼成し、これをひとつのパーツとしています。また凍った粘土も繰り返し作品に利用されています。泥漿を凍らせることで生じた繊細な土の亀裂は、驚くほどの多様さを見せています。
本展は、作家本人が所蔵する主要作品を核に、美術館所蔵の各時代、シリーズの代表作を加えて、伊藤公象の全貌を紹介する回顧展です。現在もなお旺盛な創作活動を続ける作家は、展覧会のための新作にも取り組み、美術館の展示空間にあわせたインスタレーションも期待されるところです。
- 主催者
- 茨城県陶芸美術館、読売新聞東京本社、美術館連絡協議会
- 休催日
- 月曜日 但し5月4日は開館、5月7日(木)休館
- 観覧料
- 一般700(550)円、高大生500(400)円、小中生250(200)円
( )内は20名以上の団体料金。70歳以上の方、障害者手帳・療育手帳をお持ちの方及び付き添いの方(ただし1人につき1人まで)は無料。 - 展覧会ホームページ
- http://www.tougei.museum.ibk.ed.jp/
- 展覧会問合わせ先
- 茨城県陶芸美術館:0296-70-0011
会場情報
茨城県陶芸美術館 イバラキケントウゲイビジュツカン
Ibaraki Ceramic Art Museum
- 会場住所
-
〒309-1611
笠間市笠間2345(笠間芸術の森公園内) - ホームページ
- https://www.tougei.museum.ibk.ed.jp/
登録日:2006年1月17日