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中山保夫

~品格の洋食器~

会場

岐阜県現代陶芸美術館

Museum of Modern Ceramic Art, Gifu

会期

2009年4月7日(火) ~ 2009年6月28日(日)

展覧会概要

中山保夫 ナカヤマヤスオ ~品格の洋食器~

「陶器にオリジナリティーを」
これは中山保夫が創業以来、方針としてきた言葉です。目指したのはヨーロッパの陶磁器ブランドの洋食器が持つ高級感。その上でオリジナルのデザインを追求し、バラエティーに富んだ幾種類もの食器を作り出してきました。特に脚部とカップをひとつの型で成形するワイングラスをはじめ、気品あふれる洋食器には定評があります。本展は、当館で収蔵することとなった初期の和食器から洋食器のディナーセットまで、その多彩な表現をご紹介するものです。
中山保夫は1922(大正11)年、岐阜県多治見市に生まれます。多治見工業学校(現在の岐阜県立多治見工業高校)を卒業後、岩城硝子に就職。終戦後は兵役から戻ると多治見で陶土原料の会社に就職します。そこで原料の性質を一から学び、30歳の若さで工場長に就任。新しい素材の研究開発に邁進しますが、1959(昭和34)年に独立、独自の工夫を重ねながら陶磁器製造を開始します。
以来約50年、自ら工夫を凝らし手間を惜しまず作られた作品は、数々の受賞に加え、宮内庁の注文により公式晩餐会用の食器を納品するなど、高い評価を得てきました。今回はその緻密な作業工程を物語るデザイン画や手描き見本、転写紙、さらにヨーロッパの陶磁器も併せて展示し、(株)ナカヤマの食器が醸し出す品格の秘密を探ります。

主催者
岐阜県現代陶芸美術館
休催日
月曜日(休日の場合は翌平日)
観覧料
一般320円(260円)、大学生210円(160円)
※( )内は20名以上の団体
*高校生以下無料
展覧会ホームページ
http://www.cpm-gifu.jp/museum/
展覧会問合わせ先
Tel.0572-28-3100

会場情報

岐阜県現代陶芸美術館 ギフケンゲンダイトウゲイビジュツカン

Museum of Modern Ceramic Art, Gifu

会場住所
〒507-0801
多治見市東町4-2-5 (セラミックパークMINO内)
ホームページ
https://www.cpm-gifu.jp/museum
更新日:2010年9月28日
登録日:2003年4月24日