ID:26095
芥川紗織展
鮮やかな色彩、奔放なイメージ
会場
横須賀美術館
YOKOSUKA MUSEUM OF ART
会期
2009年2月14日(土) ~ 2009年3月22日(日)
展覧会概要
芥川紗織展 アクタガワサオリテン 鮮やかな色彩、奔放なイメージ
芥川紗織(あくたがわ・さおり1924-1966)は、大胆でユニークな画題を鮮やかな染色で表現し、1950年代に一躍脚光を浴びました。大学時代は声楽を学び、作曲家の芥川也寸志と結婚後、染色や油彩をほぼ独学で描き始めます。彼女は、ユーモラスな植物の形態を思わせる油彩や、染色で描いた、叫ぶ<女>シリーズを、次々と発表しました。その活躍は目覚しく、岡本太郎が人選、構成した1955年の第40回二科展では特選を受賞し、強い注目を集めます。そして、古事記に着想を得て、絵巻物のように物語りの繰り広げられる約13.5mの《古事記より》(世田谷美術館蔵)を含む、<神話><民話>シリーズにおいて、彼女の自由奔放な想像力が最大限に開花したといってよいでしょう。確固たる独創的なスタイルを確立するも、1958年に離婚し、渡米するとその画風は一変します。2~3色の限られた色彩で、有機的なフォルムを組み合わせた抽象画へと移行し、新たな境地を開きますが、惜しくも42歳の若さでこの世を去ります。
本展は、この特異な作品群を生み出した、芥川紗織という作家の全貌を検証する、公立美術館で初めての展覧会となります。また共に活動した「制作者懇談会」のメンバーの作品や、彼女と同じく、前衛絵画の世界で熱い注目を集めた女性画家の作品を展示し、彼女の駆け抜けた画業とその同時代の作家たちとの交流をご紹介いたします。
- 主催者
- 横須賀美術館、東京新聞
- 休催日
- 3月2日(月)
- 開催時間
- 10:00:00 ~ 18:00:00
- 観覧料
- 一般800円、高大生・65歳以上600円、中学生以下無料
- 巡回等情報
- 一宮市三岸節子記念美術館
- 展覧会ホームページ
- http://www.yokosuka-moa.jp
会場情報
横須賀美術館 ヨコスカビジュツカン
YOKOSUKA MUSEUM OF ART
- 会場住所
-
〒239-0813
横須賀市鴨居4-1 - ホームページ
- http://www.yokosuka-moa.jp/
登録日:2007年5月9日