ID:26086

聖地チベット

ポタラ宮と天空の至宝

会場

九州国立博物館

KYUSHU NATIONAL MUSEUM

会期

2009年4月11日(土) ~ 2009年6月14日(日)

展覧会概要

聖地チベット セイチチベット ポタラ宮と天空の至宝

このたび、九州国立博物館では、世界的に大きな注目を浴びているものの、まだわが国ではあまりなじみのないチベット文化を総合的に紹介する特別展「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」を開催いたします。わが国初公開となるチベット自治区および河北省承徳(しょうとく)にある世界文化遺産に登録された宮殿、寺院や博物館などからの名品多数が皆様をお迎えします。

平均標高4000mを越え、ヒマラヤ、クンルン、カラコルムなどの山脈に囲まれたチベット高原は、世界で最も高いところにある広大な地域(東西2000km、南北1200km、約250万?、日本の約6倍)です。その厳しい自然条件にもかかわらず、古くからチベット族は農業(ハダカ大麦など)と牧畜(ヤク、羊や馬など)に従事しながら、ツァンパ(麦焦がし)、ヤクの肉とチベット茶(バター入り茶)を常食する生活を送ってきました。こうした生活習慣や言語を共有し、チベット仏教や土着のボン教を信仰するチベット族が暮らすチベット文化圏は、現在のチベット自治区だけではなく、青海省、四川省、雲南省などにも広がっています。また8世紀後半には、唐・ウイグル・アラブという強大な帝国に匹敵するほどの国力を示したこともありました。

9世紀初め、最澄や空海によって中国から漢訳経典や図像とともにわが国に伝えられた密教(インド中期密教にもとづく天台宗や真言宗など)とは異なり、10?11世紀頃再び仏教を受け入れたチベットにはインド後期密教からの強い影響が顕著です。その結果、多くの学僧たちが密教の体系化をはかり、個々人の理解の程度に応じて悟りの境地へ向けた修行が行われるようになりました。そして必要不可欠な存在となった仏像や仏画において、チベットの仏達は独特の姿形をした尊格として立ち現れます。わが国の仏教図像との違いをぜひ自分の目でご覧下さい。

主催者
九州国立博物館、福岡県、西日本新聞社、TNCテレビ西日本、中華文物交流協会、中国チベット文化保護発展協会
休催日
月曜休館(ただし、4月13日・5月4日は開館)
観覧料
一般1300円(1100円)高大生1000円(800円)
小中生600円(400円)

展覧会ホームページ
http://www.kyuhaku.jp
展覧会問合わせ先
050-5542-8600(ハローダイヤル)

会場情報

九州国立博物館 キュウシュウコクリツハクブツカン

KYUSHU NATIONAL MUSEUM

会場住所
〒818-0118
太宰府市石坂4-7-2
ホームページ
https://www.kyuhaku.jp/
問い合わせ先
【NTTハローダイヤル】 050-5542-8600
更新日:2010年10月19日
登録日:2008年1月8日