ID:25960
テーマ展 村人の一生
-上草久村福田勇松の回顧録-
会場
栃木県立博物館
Tochigi Prefectural Museum
会期
2009年1月17日(土) ~ 2009年4月5日(日)
展覧会概要
テーマ展 村人の一生 テーマテン ムラビトノイッショウ -上草久村福田勇松の回顧録-
上草久村(現在の鹿沼市草久地区)は、山岳修験の霊地として知られる古峯原(現在の古峯神社)に通じる道沿いの山村で、福田勇松は文化9年(1812)にこの村で生まれました。少年期を古峯原で過ごした勇松は、天保20年(1831)、20歳で福田家の当主となり、麻栽培と養蚕を中心とする堅実な経営により、人手に渡っていた土地を買い戻していきます。その一方で、村政においては年寄役として相互扶助のための積立縄金を発案し、また自宅において開塾し数多くの子弟の教育にあたるなど、村内生活のあらゆる場面で活躍しました。さらに勇松は、明治5年(1872)に自宅で医業を開業し、周辺地域の人びとや古峯原への参詣者を対象に医療を施しています。晩年は孫達に囲まれた安定した老後を送り、明治24年(1891)、80歳でこの地で亡くなりました。
勇松は経営や医療に関する記録を生涯を通じて書き残し、晩年にはそれらをもとに人生の回顧録を作成しています。このテーマ展では、これらの記録を中心として、彼が使用した道具類などもあわせて紹介することにより、幕末から明治期にかけての山村において懸命に生きた村人の一生をたどります。
- 休催日
- 月曜(祝日の場合は開館)、祝日の翌日(土・日曜の場合は開館)、2/12
- 観覧料
- 一般250(200)円/大・高生120(100)円/中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金。 - 展覧会ホームページ
- http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/
- 展覧会問合わせ先
- 028-634-1312 (普及資料課直通)
会場情報
栃木県立博物館 トチギケンリツハクブツカン
Tochigi Prefectural Museum
- 会場住所
-
〒320-0865
宇都宮市睦町2-2 - ホームページ
- http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/
登録日:2002年5月31日