ID:25896
濱田庄司/HAMADA SHOJI
-堀尾幹雄コレクション
会場
大阪市立東洋陶磁美術館
The Museum of Oriental Ceramics, Osaka
会期
2009年1月10日(土) ~ 2009年3月22日(日)
展覧会概要
濱田庄司/HAMADA SHOJI ハマダショウジ/HAMADA SHOJI -堀尾幹雄コレクション
人間国宝・濱田庄司(1894~1978)の陶芸は、国内外で高く評価されています。濱田は早くに工芸の道を志し、東京高等工業学校窯業科(現・東京工業大学)を卒業後、京都市陶磁器試験場に就職しました。その後、英国のセント・アイヴスにてバーナード・リーチとともに約3年間作陶に励み、ロンドンでの初個展は成功をおさめました。帰国後は、健やかな田舎の生活の残る栃木県益子に居を定めました。また、沖縄壺屋もこよなく愛し、毎年のように出かけてそこでも作陶を行いました。1925年(大正14)頃から、柳宗悦、河井寛次郎らとともに“民藝”(民衆的藝術を略した造語)運動を推進したことはよく知られています。自らの作陶においても、民藝の無名の工人たちの精神を体現しながら、生活に根ざしたやきものづくりに濱田は生涯をかけ、実用第一の健やかで堅実な作風の作品を数多く残しました。1955年(昭和30)には第1回重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定され、名実ともに20世紀の日本陶芸界を代表する一人となりました。
本展では、若い頃から濱田庄司の人と作品に深く魅せられ、濱田とも親交のあった故堀尾幹雄氏から当館に寄贈されたコレクション約200点により、濱田庄司の陶芸の魅力とその特質をご紹介します。堀尾氏が窯出しに自ら通い選んだ作品をはじめ、制作年代の明らかな作品や多彩な茶碗コレクションなど、堀尾コレクションは濱田庄司作品の個人コレクションとしては日本有数のものといえます。
民藝運動と作陶活動を通して国内外に大きな影響を与えた陶芸の巨匠・濱田庄司/HAMADA SHOJI。没後30年が過ぎた今、濱田庄司の陶芸の現代的意義を改めて問い直す上で本展は絶好の機会といえます。その多彩な魅力をじっくりとご鑑賞下さい。
- 主催者
- 大阪市立東洋陶磁美術館 朝日新聞社
- 休催日
- 月曜日(ただし1/12は開館)、1/13(火)、2/12(木)
- 観覧料
- 一般800円(650円)/高校・大学生500円(350円)
・( )内は20人以上の団体料金
・身体障害者手帳、ツルのマーク付健康手帳、大阪市敬老優待乗車証などをお持ちの方、中学生以下は観覧料が無料になります。 - 展覧会ホームページ
- http://www.moco.or.jp/
- 展覧会問合わせ先
- 大阪市立東洋陶磁美術館 Tel.06-6223-0055
会場情報
大阪市立東洋陶磁美術館 オオサカシリツトウヨウトウジビジュツカン
The Museum of Oriental Ceramics, Osaka
- 会場住所
-
〒530-0005
大阪市北区中之島1-1-26 - ホームページ
- http://www.moco.or.jp/
- 問い合わせ先
- TEL.06-6223-0055
登録日:1999年3月31日