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アンドレ・ボーシャン いのちの輝き

会場

ニューオータニ美術館

New Otani Art Museum

会期

2009年1月31日(土) ~ 2009年4月12日(日)

展覧会概要

アンドレ・ボーシャン いのちの輝き アンドレ・ボーシャン イノチノカガヤキ

「素朴派」礼賛の風潮は、19世紀末のパリで、ドイツの評論家ヴィルヘルム・ウーデや当時第一線で活躍した芸術家たちによって、アンデパンダン展(無審査展)に参加した税関吏アンリ・ルソー(1844-1910)の芸術を喧伝されたことに始まります。

素朴派芸術とは、正規の美術教育を全く、または、ほとんど受けていない芸術家の手による作品をさします。それらの作品は、正統的な理論や技法にとらわれず、内的な要求に従って表現されました。

テクニックを習得すればするほど失われがちな、おそらく画家を志す原点であろう「絵を描く喜び」や「対象に対する純粋な感動」を、素朴派の画家たちは持ち続けました。

ルソーの後、最も優れた素朴派の画家として挙げられるのが、アンドレ・ボーシャン(1873-1958)です。ボーシャンは、1873年フランス中部のシャトー・ルノーに庭師の息子として生まれました。第一次世界大戦中、測量隊で軍事用測量図の作製を担当したのをきっかけに、画家としての才能に目覚めます。以来、除隊後も畑仕事で生活を支えながら、46歳で本格的に絵を描き始めました。その画面は柔らかく上品な色調でまとめられ、自然への愛情に満ちています。

本展では、長野県下諏訪のハーモ美術館、東京都の世田谷美術館のご協力をいただき、両館の所蔵作品にニューオータニ美術館の所蔵作品を加えて、ボーシャンを紹介いたします。庭師であった経験がいかされた「花」、不思議なアンバランスさが魅力の「風景」、画家自身が若い頃から興味を持っていた「神話・聖書」、やさしさ溢れる「人物」の4つのテーマごとに展観いたします。純粋に「絵を観る喜び」を感じていただければ幸いです。

主催者
ニューオータニ美術館
休催日
月曜日(ただし5月3日は開館、6日は休館)
観覧料
一般 700円、高大生 500円、小中生 300円、宿泊者無料
(20名以上の団体は各 100円割引)
展覧会ホームページ
http://www.newotani.co.jp/museum

会場情報

ニューオータニ美術館 ニューオータニビジュツカン

New Otani Art Museum

会場住所
〒102-8578
千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート6F
ホームページ
http://www.newotani.co.jp/group/museum
更新日:2010年5月27日
登録日:1999年3月31日