ID:25797
学びの風景
-明治のおもちゃ絵・絵双六に描かれた教育-
会場
玉川大学教育博物館
Tamagawa University Education Museum
会期
2008年11月3日(月) ~ 2009年1月30日(金)
展覧会概要
学びの風景 マナビノフウケイ -明治のおもちゃ絵・絵双六に描かれた教育-
このたび、教育と図像の関わりをテーマとした企画展である「明治前期教育用絵図展」(2003年)、「掛図にみる教育の歴史」(2006年)に続くシリーズとして、「学びの風景―明治のおもちゃ絵・絵双六に描かれた教育」展を開催いたします。
玉川大学教育博物館の教育史コレクションは、江戸時代から現代にいたる教育の歴史を調査研究し、展示や教育活動の中で有効に活用することを目的として、体系的に収集、整理、保存してきた資料からなります。中には今回展示するおもちゃ絵や絵双六など、遊びや生活にかかわる資料も含まれていますが、これは子どもたちの遊びをはじめとする生活文化が教育と密接な関係にあるという考え方に基づき収集したものです。
おもちゃ絵は、多色刷り木版画の子ども用錦絵として、明治期に流行しました。その種類は多様で、着せ替え絵、組上げ・組立て絵、回り灯籠、紙相撲、メンコ、カルタ、絵合わせ、福笑いなどのようにハサミや刃物で切り取り、細工して玩具・遊具として使用するものや豆本、絵巻物風に仕立てて鑑賞するものなどがあります。
一方、絵双六は絵に「振り出し」から「上がり」までの絵(マス絵)をつくり、サイコロを振って駒を進めながら上がりを目指すゲームです。浮世絵師たちの絵による多色刷り木版画の絵双六は、教訓、道中、芝居、歴史、名所、出世など多種多様な題材をもとに、江戸時代から明治時代にかけて盛んにつくられました。
今回展示する資料は、数多いおもちゃ絵・絵双六コレクションのうち、明治期の子どもたちの学習風景、教材、学校生活などが描かれたものに限定しています。これらの資料によって、明治期の教育の歴史をたどりながら、当時の学びの様子を紹介するとともに、おもちゃ絵や絵双六が子どもたちにどう受容されたのかを知る手がかりを提供したいと思います。
- 休催日
- 土・日・祝日(11/3・8・9・24、12/6を除く)、11/11~13、12/24~2009年1/4
- 観覧料
- 無料
- 展覧会ホームページ
- http://www.tamagawa.jp/research/museum/
- 展覧会問合わせ先
- Tel:042-739-8656
会場情報
玉川大学教育博物館 タマガワダイガクキョウイクハクブツカン
Tamagawa University Education Museum
- 会場住所
-
〒194-8610
町田市玉川学園6-1-1 - ホームページ
- https://www.tamagawa.jp/campus/museum/
登録日:2006年2月2日