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寿ぎと幽玄の美―国宝雪松図と能面―

「旧金剛宗家伝来能面」54面の重要文化財新指定記念

会場

三井記念美術館

Mitsui Memorial Museum

会期

2008年12月10日(水) ~ 2009年1月24日(土)

展覧会概要

寿ぎと幽玄の美―国宝雪松図と能面― コトホギトユウゲンノビ 「旧金剛宗家伝来能面」54面の重要文化財新指定記念

三井記念美術館所蔵の新指定重要文化財「能面」54面の全点初公開と国宝「雪松図屏風」。
新春にふさわしく華やいだ展覧会です。

本展は、この春「平成20年度の新指定重要文化財」で一括して重要文化財に指定されました「旧金剛宗家伝来能面」54面を初めて一挙公開する貴重な機会になります。
また、茶道具も能にゆかりの銘がある名碗を展示するほか、毎年正月の展覧会で好評をいただいております円山応挙筆、国宝「雪松図屏風」をはじめ「松竹梅の屏風」をテーマに展示。まさに「寿ぎと幽玄の美」をご堪能いただける豪華な新春の展覧会です。


開館以来4度目の正月を迎える三井記念美術館は、能面の重要文化財新指定を記念し、館蔵品から質の高い作品を選りすぐった記念展を開催いたします。

会場構成は、まず三井家ならではの「能」と「正月」に関する茶道具の名品から始まります。
次に新春を寿ぐ「松竹梅の屏風」をテーマにした絵画作品を展開いたします。みどころは三井家ゆかりの画家円山応挙の代表作である国宝「雪松図屏風」と、室町期の金碧画重要文化財「日月松鶴図屏風」。

また、第5.6.7室では能面54面を間近にご覧いただきます。当館では館蔵の「旧金剛宗家伝来能面」のうち、4面は以前より重要文化財の指定を受けておりましたが、さらに50面がこの春、追加指定を受けました。
能面は特に保存の関係上展示は限られた期間のみになりますので、今回はまとまってご覧いただけるたいへん貴重な機会となります。

なお、この能面は昭和10年頃金剛家23世金剛右京氏より、同氏の意向をうけて三井八郎右衞門高公氏(北三井家11代、1895~1992)が譲り受けたもので、以来、同家に秘蔵されていましたが、昭和60年に三井文庫へ寄贈され今日に至っています。
中世に古寺社への神事芸能を奉納する芸能集団であった猿楽座のうち坂戸座金剛流の宗家に伝わった能面です。室町時代の名品を多く含み、また中世以来の流派の家元に伝わった能面がそのままの形で伝わり、まとまって美術館の所蔵品となっているのは、他に例を見ないものです。

主催者
三井記念美術館
休催日
月曜日(祝日の場合翌日)、12月28日~2009年1月2日
観覧料
一般:800円(700円) 大学・高校生:500円(400円) 小・中学生:無料
*70歳以上の方(要証明)、又は、20名以上の団体の方は( )内割引料金
展覧会ホームページ
http://www.mitsui-museum.jp
展覧会問合わせ先
03-5777-8600 ハローダイヤル

会場情報

三井記念美術館 ミツイキネンビジュツカン

Mitsui Memorial Museum

会場住所
〒103-0022
中央区日本橋室町2-1-1 三井本館7階
ホームページ
http://www.mitsui-museum.jp/index.html
更新日:2010年11月12日
登録日:2008年1月9日