ID:25668
アメリカの見た夢
1920-30年代の絵画、写真、デザインと日本
会場
島根県立石見美術館(島根県芸術文化センター「グラントワ」)
IWAMI ART MUSEUM
会期
2009年1月12日(月) ~ 2009年3月9日(月)
展覧会概要
アメリカの見た夢 アメリカノミタユメ 1920-30年代の絵画、写真、デザインと日本
第一次世界大戦後、圧倒的な経済力を誇ったアメリカでは、大衆消費社会が急速に進展します。特にそれまで高価だった自動車は、大量生産のテクノロジーと1920年代の好景気によって広まり、アメリカ経済を支えていくことになるのです。続く大恐慌と1930年代の不況の時期にも、都市では巨大な高層ビル「スカイスクレイパー (摩天楼)」が次々と建てられ、自動車から広がった新しいスタイル「ストリームライン(流線形)」のデザインが流行するなど、モダンな文化が展開します。しかし、貧富の差の拡大や深刻な不況の対策など、アメリカ社会は多くの問題を抱えていました。
また、19世紀の後半からアメリカに浸透していった「ジャポニスム(日本趣味)」の熱は、この時期、移民への人種的偏見による排日感情が高まる中、次第に冷めていきます。一方で、こうした厳しい状況でも、アメリカで活躍する日本人の美術家たちが現れます。そして、豊かなアメリカは、戦前から憧れの対象だったのと同時に、日本製品を輸出する市場として、最も重要視されていた国でした。
本展覧会では、この時期のアメリカを写しだした写真、一般的な家庭にも広がったモダンなデザインの自動車、家電、家具や食器などを紹介します。また、アメリカで活躍した日本人画家の絵画など、日米の交流を示す作品や資料によって、両国の美術・デザインのかかわりをさぐります。
本展で当時のアメリカの文化と日米交流をみることは、現在の私たちの生活を振り返るきっかけになるのではないでしょうか。
- 主催者
- 島根県立石見美術館、朝日新聞社、山陰中央テレビ
- 休催日
- 火曜日
- 観覧料
- 一般1,000(800)円、大学生600(450)円、小中高生300(250)円
※( )内は20名以上の団体料金。
※小中高生の学校利用は入場無料
※障害者手帳保持者および介助者は入場無料。 - 展覧会ホームページ
- http://www.grandtoit.jp
- 展覧会問合わせ先
- 島根県芸術文化センター「グラントワ」 Tel.0856-31-1860
会場情報
島根県立石見美術館(島根県芸術文化センター「グラントワ」) シマネケンリツイワミビジュツカン(シマネンケンゲイジュツブンカセンター「グラントワ」)
IWAMI ART MUSEUM
- 会場住所
-
〒698-0022
益田市有明町5-15 - ホームページ
- https://www.grandtoit.jp/museum/
登録日:2005年12月27日