ID:25652

大村次郷ユーラシア写真図鑑

〈いっぷくの情景〉嗜好文化探訪の旅

会場

たばこと塩の博物館

TABACCO & SALT MUSEUM

会期

2008年5月17日(土) ~ 2008年7月6日(日)

展覧会概要

大村次郷ユーラシア写真図鑑 オオムラツグサトユーラシアシャシンズカン 〈いっぷくの情景〉嗜好文化探訪の旅

■たばこと塩の博物館は、本年11月で開館30周年を迎えます。その間、たばこと塩に関する資料の収集・調査・研究を行うとともに、その歴史と文化を広くご紹介してまいりました。このたびの特別展は、当館の開館30周年を記念する最初の企画として、『大村次郷ユーラシア写真図鑑〈いっぷくの情景〉嗜好文化探訪の旅』という名のもとに、イエメン、トルコ、イラン、ウズベキスタン、パキスタン、インド、スリランカ、バンガラデッシュ、中国、台湾の嗜好文化を紹介するものです。
■大村次郷(おおむら・つぐさと)氏は1941年、旧満州(現中国東北部)に生まれ、日本の風土と、日本人の心象風景を見続けてきた写真家・故濱谷浩に師事。「風土と民族」という生涯のテーマを得ることによって、幾多の貴重なドキュメンタリータッチの写真集を、世に贈ってきました。その採取・記録・表現された写真世界は、オリエント・インド亜大陸・中央アジア・東南アジア・中国などユーラシア全域に及びます。そうした活動の一環として、NHKで放映された「シルクロード」(1980年)、「大黄河」(1986年)、「四大文明」〈2000年)、「文明の道」(2003年)、「新シルクロード」(2005年)などの、番組のスチール写真も担当し、実に40年間にわたって、ユーラシアの大地を探訪し続け、その歴史・文化・宗教に触れてきました。
■そのキャリアに示されるように、氏は写真家であると同時に、世界的に見ても極めて稀有な研究・調査をしてきたフィールドワーカーともいえます。この特別展では、そうした氏の、写真家・フィールドワーカーとしての一端を「嗜好文化」という切り口から捉え、広義におけるユーラシア10ヶ国の民族と風土、生活の有様をご紹介します。たばこ・茶・コーヒーなどの嗜好品が、いかに固有の風土と民族によって培われ、多彩な文化として花開いたかを、氏の作品を通してお楽しみいただければ幸いです。

休催日
毎週月曜日
観覧料
一般・大学生100円(50円) 小・中・高校生50円〈20円)
*()内は、20名以上の団体料金
※70歳以上の方は無料
展覧会ホームページ
http://www.jti.co.jp/Culture/museum/WelcomeJ.html
展覧会問合わせ先
03-3476-2041

会場情報

たばこと塩の博物館 タバコトシオノハクブツカン

TABACCO & SALT MUSEUM

会場住所
〒150-0041
渋谷区神南1-16-8
更新日:2010年11月5日
登録日:1999年3月31日