ID:25601
陶磁の東西交流
―景徳鎮・柿右衛門・古伊万里からデルフト・マイセン―
会場
出光美術館
Idemitsu Museum of Arts
会期
2008年11月1日(土) ~ 2008年12月23日(火)
展覧会概要
陶磁の東西交流 トウジノトウザイコウリュウ ―景徳鎮・柿右衛門・古伊万里からデルフト・マイセン―
15世紀後半期は、ヨーロッパ勢力にとっての“地理上の発見”の時代と言われていますが、16世紀にはいると、彼らの東洋への進出が本格化します。その時彼らが香辛料とともに東洋に求めたものは、優れた中国・景徳鎮の磁器でした。やがて17~18世紀になると、日本の肥前地方に華やかに開花した柿右衛門・古伊万里の磁器芸術も、強い憧れをもってヨーロッパの王侯・貴族に受け入れられ、その宮殿や生活文化を彩りました。
17世紀に主として東西の世界を結んだのは、オランダ東インド会社でした。彼らを介してヨーロッパにもたらされた東洋の陶磁器は、ヨーロッパの陶芸に強い刺激を与えました。18世紀にようやく始まるヨーロッパ磁器は、熱心に東洋陶磁を写すことを通じて成長したのです。一方、肥前磁器もヨーロッパからの注文に応えることを通じて技術を養い、需要に応えることによって産業としても発展してゆきました。これはまさに陶磁器による東西交流と言えるでしょう。
本展では、17~18世紀を中心に花開いた陶磁の東西交流を、中国・景徳鎮をふくむ東洋の磁器と、それらを熱心に写し、学んだヨーロッパの陶磁器との比較展示でご紹介します。交流史上の数々のエピソードを交えて鑑賞していただきながら、交流を進めた人々の熱意や、時として生じるほほえましい“誤解”、陶工や商人たちのたくましい営みなどを楽しく感じ取っていただけたら幸いです。
- 主催者
- 出光美術館、産経新聞社
- 休催日
- 毎週月曜日※ただし11月3日、11月24日は開館します。
- 観覧料
- 一般1,000円/高・大生700円(団体20名以上各200円引)
中学生以下無料(ただし保護者の同伴が必要です) - 展覧会ホームページ
- http://www.idemitsu.co.jp/museum
- 展覧会問合わせ先
- 03-5777-8600
会場情報
出光美術館 イデミツビジュツカン
Idemitsu Museum of Arts
- 会場住所
-
〒100-0005
千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル9階 - ホームページ
- http://idemitsu-museum.or.jp/
- 問い合わせ先
- ハローダイヤル 03・5777・8600(展覧会案内)
登録日:1999年3月31日