ID:25154
秋のコレクション展
会場
北九州市立美術館
Kitakyushu Municipal Museum of Art
会期
2008年10月15日(水) ~ 2009年1月12日(月)
展覧会概要
秋のコレクション展 アキノコレクションテン
○東洋美術コーナー〈浮世絵に見る文学〉
江戸から明治にかけて、当時のファッション・演劇・ベストセラーなどを人々に知らせる情報発信の役割も担っていた浮世絵。今回はその中からベストセラー本を絵画化したものや、美人画にアレンジした浮世絵を紹介します。
○近代美術コーナー〈画家が描いた食卓〉
食欲の秋、実りの秋ということもあり、食卓の光景や、果物、野菜等の食べ物を描いた作品を紹介します。同じ食卓を描いても、画家それぞれで違うタッチや、表現、また日頃は大作にかすんで見落としがちな小品の魅力もお楽しみください。
○郷土作家コーナー〈郷土作家の見つめた風景〉
原風景としての故郷の景色や、訪れた思い出の場所、また、風景そのものを描いた絵画から、心象風景、抽象に傾いているものまで、様々に表現された郷土作家の絵画をご紹介します。
○テーマコーナー〈素材でみるアート〉
現代美術というと難解なイメージがありますが、見方によって様々な読み解き方ができたりします。どんなものから作られているのか、という視点で分類してみました。素材そのものが持つ視覚的なイメージ、経験から来る触覚的イメージ、そしてアーティストの発想による形態の面白さやメッセージ性など、作品の捉え方は様々です。素材から美術作品をお楽しみください。
○現代美術コーナー
〈イタリアVSドイツ~「新表現主義」イタリア3Cから、ゲルハルト・リヒター~〉
まるで対極にあるようにさえ思えるイタリア美術とドイツ美術とのつながりを、新表現主義の観点からご覧いただきます。
「ミニマル・アート」や「コンセプチュアル・アート」といわれる禁欲的、観念的な画風が支配的であった1970年代から一転して、80年代に入るや否や豊穣な色彩と荒々しい筆致を特徴とする絵画が登場しました。イタリアの「トランスアヴァンギャルディア」の3Cと呼ばれる具象画家たちは、それまでの禁欲主義の時代を挑発するかのように表現主義的な傾向と不穏な物語性を前面に押し出した作品を描きました。その傾向はまた、同時期のドイツ新表現主義ベルリン派のリーダー的存在であったサロメとディータ・ハッカーの作品の中にも見ることができます。
合わせて、現在、世界で最も注目を集めるドイツ最高峰の画家の一人であるゲルハルト・リヒターのアブストラクト・ペインティングをお楽しみください。
- 主催者
- 北九州市立美術館
- 休催日
- 毎週月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌日が休館)
- 観覧料
- 一般150(120)円、高大生100(80)円、小中生50(40)円
※( )内は、20名以上の団体料金 - 展覧会ホームページ
- http://kmma.jp/
- 展覧会問合わせ先
- 北九州市立美術館 Tel.093-882-7777
会場情報
北九州市立美術館 キタキュウシュウシリツビジュツカン
Kitakyushu Municipal Museum of Art
- 会場住所
-
〒804-0024
北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21-1 - ホームページ
- http://www.kmma.jp
登録日:1999年3月31日