ID:24831
ダリとデルヴォーによる「シュールレアリスム展」
会場
北九州市立美術館
Kitakyushu Municipal Museum of Art
会期
2008年8月7日(木) ~ 2008年9月21日(日)
展覧会概要
ダリとデルヴォーによる「シュールレアリスム展」 ダリトデルヴォーニヨル「シュールレアリスムテン」
1930年代にパリで起こったシュールレアリスム(超現実主義)は、夢や無意識、非合理といった「心」の奥深くに潜む世界を解放することによって、人間性の追求と新しい美の創造を目指した革新的芸術運動でした。シュールレアリスムが特に意識したのが、人間の心の無意識の領域でした。普段は意識されることのない無意識の世界、それは時折、夢の中で垣間見る不思議なイメージの世界です。そこには不安や恐怖、絶望などが渦巻いていますが、それは反面、エネルギーに満ちたダイナミックな世界でもありました。
代表的なシュールレアリストの中から、今回はダリとデルヴォーの版画に焦点を当て、超現実主義の世界に迫ります。
■ダリ
スペインのシュルレアリスト。
ダリは20世紀の代表的な画家であり、シュールレアリスムの重要な担い手でした。連作集『シュールレアリスムの思い出』は、「ダダ、シュールレアリスムの思い出」に始まり、「シュールな美食学」に終わるシリーズであり、ダリ独特の主題が思いがけない組み合わせにより展開し、濃密な幻覚の世界を繰り広げます。
■デルヴォー
ベルギーのシュルレアリスト。
デルヴォーは、死とエロスが交錯する独自の世界を一貫して描きました。画面には、郷愁と哀愁をにじませる裸婦が常に登場します。彼女らは物静かで無表情であり、冷ややかで女神のように超然としています。『女神ヴァナデの崩壊した神殿の再建』は、神話の装いをとりながら、幼年時代の思い出に通じる母への秘かな思いを籠めています。
- 主催者
- 北九州市立美術館
- 休催日
- 毎週月曜日(祝日・振替休日の場合は開館し、翌日が休館)
- 観覧料
- 一般150(120)円、高大生100(80)円、小中生50(40)円
※( )内は、20名以上の団体料金 - 展覧会ホームページ
- http://kmma.jp/
- 展覧会問合わせ先
- 北九州市立美術館 Tel.093-882-7777
会場情報
北九州市立美術館 キタキュウシュウシリツビジュツカン
Kitakyushu Municipal Museum of Art
- 会場住所
-
〒804-0024
北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21-1 - ホームページ
- http://www.kmma.jp
登録日:1999年3月31日