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雨ニモ負ケズ

~水に強い!?紙の力~

会場

紙の博物館

papermuseum

会期

2008年5月24日(土) ~ 2008年6月29日(日)

展覧会概要

雨ニモ負ケズ アメニモマケズ ~水に強い!?紙の力~

紙は水に弱い素材です。しかし、かつて日本では紙を使って作った傘や合羽といった雨具が用いられていました。

傘は飛鳥時代に仏教と共に伝わったといわれ、合羽は安土桃山時代に宣教師がまとった雨衣を真似て作られたのが最初だと言われています。どちらも当初は特権階級しか手にすることはできませんでしたが、やがて素材が紙となり、江戸時代に紙が広く流通するようになると、庶民の生活必需品として定着していきました。
このように紙を利用した雨具が存在したのは、丈夫な和紙と防水を施す技術があったからです。こうした加工には柿渋・油・漆が用いられ、和傘・合羽以外にも器や敷物など防水が求められる種々の生活用品に利用されました。

この企画展では、和傘、合羽を中心として、柿渋・漆・油で加工して耐水性を持たせた生活道具類、そして現代の私たちの生活に身近な耐水紙を合わせてご紹介します。今年の梅雨は雨と共に暮らしてきた日本人の知恵と文化に触れてみませんか?

休催日
月曜日
観覧料
大人300円(240円)、小・中・高校生100円(80円)
※( )内は20名以上の団体料金
展覧会ホームページ
http://www.papermuseum.jp
展覧会問合わせ先
紙の博物館 03-3916-2320

会場情報

紙の博物館 カミノハクブツカン

papermuseum

会場住所
〒114-0002
北区王子1-1-3(飛鳥山公園内)
更新日:2010年11月8日
登録日:2003年2月20日