ID:24764

フランスが夢見た日本

-陶器に写した北斎、広重

会場

東京国立博物館

TOKYO NATIONAL MUSEUM (UENO PARK)

会期

2008年7月1日(火) ~ 2008年8月3日(日)

展覧会概要

フランスが夢見た日本 フランスガユメミタニホン -陶器に写した北斎、広重

19世紀のフランス。印象派の画家たちは日本の浮世絵の影響を強く受け、後世に残る傑作を生み出しました。またこの日本の芸術文化は工芸分野にも影響を与え、「ジャポニスム」という特異な芸術思潮を生み出しました。
こうしたなか、当代一流の版画家のブラックモン(1833-1914)やセーヴル国立製陶所の装飾画家ランベール(1836-1909)が、当時フランスでブームになっていた北斎や広重などの日本版画から抜き出したモチーフを組み合わせてデザインした皿やカップ&ソーサーは多いに人気を博しました。しかしながらその後製作が途絶えたため、これらの作品は幻のテーブルウェアとなりました。オルセー美術館は19世紀美術全域を扱う美術館として、19世紀ジャポニスムを検証するに欠くことのできないこのフランス陶器「セルヴィス・ルソー(ルソー・セット)」と「セルヴィス・ランベール(ランベール・セット)」の収集を進めてきました。
今回、日仏修好150年を記念して、オルセー美術館のこれらの貴重なコレクションを初めてまとめて紹介いたします。これらのテーブルウェアはまさに日本とフランスの芸術文化と産業の交流を象徴するものであり、この記念すべき年にふさわしいといえるでしょう。また、展覧会にはこれらのテーブルウェアの図柄の元となった日本版画も比較対照できるように展示します。日本美術のフランス芸術文化への影響や、フランス人画家の工夫の跡がうかがえるユニークなトリミング、モチーフの配置の妙をお楽しみください。

主催者
東京国立博物館、オルセー美術館、日本経済新聞社
休催日
月曜日 ただし7月21日(月・祝)は開館。翌22日(火)休館。
観覧料
一般1000(800/700)円、大学生・高校生700(500/400)円、中学生以下無料
*( )は前売り/20名以上の団体料金
*障害者とその介護者一名は無料です。入館の際に障害者手帳などをご提示ください。
展覧会ホームページ
http://www.tnm.jp/
展覧会問合わせ先
03-5777-8600(ハローダイヤル)

会場情報

東京国立博物館 トウキヨウコクリツハクブツカン[ウエノコウエン]

TOKYO NATIONAL MUSEUM (UENO PARK)

会場住所
〒110-8712
台東区上野公園13-9
ホームページ
https://www.tnm.jp
問い合わせ先
03-5777-8600 (ハローダイヤル)
更新日:2010年10月8日
登録日:1999年3月31日