ID:24738
夏のコレクション展
会場
北九州市立美術館
Kitakyushu Municipal Museum of Art
会期
2008年7月15日(火) ~ 2008年10月5日(日)
展覧会概要
夏のコレクション展 ナツノコレクションテン
東洋美術コーナー〈幕末・明治の浮世絵―妖怪画と文明開化―〉
暑い夏の風物詩といえば、怪談やきもだめしなど怖いお話ですね。怖いお話の中には、人間以外にも動物や怪物が登場します。浮世絵にもこうした怖いお話や「おばけ」たちが多く描かれています。幕末から明治初期にかけての浮世絵は、怪奇的・猟奇的な作風が流行します。また怖いだけでなく、風刺やユーモラスな描き方も特徴です。
前期の展示では、説話・歌舞伎の演目から明治時代の幽霊話「牡丹灯籠」まで古今東西の不思議な話を描いた、浮世絵の怪奇的な一側面をご紹介します。後期の展示では、同時期の近代化の影響を受けた錦絵をご紹介します。
近代美術コーナー〈いのちのちから〉
絵画を描くと、同じものを描いても人によって表現の仕方や技法は様々です。表現されたものとその存在感は、まさに「いのち」を吹き込まれたかのような力強さが感じられます。今回は夏にちなんで、生きる力強さをテーマとしました。画面に表現された生命感、存在感を感じてください。
郷土作家コーナー〈豊福知徳と宇治山哲平のかたち、○△□〉
彫刻、油彩、デッサンと、表現様式は違いますが、作品の中にある○や△や□のおもしろさ、そしてその形の底にある意味を想像しながら楽しくご鑑賞ください。
テーマコーナー〈Gutaiの世界~具体美術〉
具体美術協会は、戦前から活躍していた画家・吉原治良を中心に1954年関西で結成されました。機関紙「具体」の発行、野外展、舞台などの活動を展開していき、1950年代の日本における最も先鋭的な動向を示しました。やがて具体は、来日した批評家ミシェル・タピエによって広く海外へ紹介され、高く評価されるようになりました。60年代になると新しい世代が登場し、新たな方向性を見せます。1972年に吉原治良の死によって具体美術協会は解散しました。
1950年代から70年代まで、「具体」の活動は幾つかの局面を経てきましたが、常にその根底にあったのは「新しさ」「オリジナリティ」の追求でした。近年、「具体」は現代美術の様々な分野の先駆者として、世界でも認められるようになり、高い評価を得ています。
現代美術コーナー〈色彩のよろこび〉
色にこめられた意味を想像しながら、画家たちが繰り広げた色彩が織りなすカラフルな空間をお楽しみください。
- 主催者
- 北九州市立美術館
- 休催日
- 毎週月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌日が休館)
- 観覧料
- 一般150(120)円、高大生100(80)円、小中生50(40)円
※( )内は、20名以上の団体料金 - 展覧会ホームページ
- http://kmma.jp/
- 展覧会問合わせ先
- 北九州市立美術館 Tel.093-882-7777
会場情報
北九州市立美術館 キタキュウシュウシリツビジュツカン
Kitakyushu Municipal Museum of Art
- 会場住所
-
〒804-0024
北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21-1 - ホームページ
- http://www.kmma.jp
登録日:1999年3月31日