ID:24600

画家 岸田劉生の軌跡

-油彩画、装丁画、水彩画などを中心に

会場

ニューオータニ美術館

New Otani Art Museum

会期

2008年6月28日(土) ~ 2008年9月7日(日)

展覧会概要

画家 岸田劉生の軌跡 ガカ キシダリュウセイノキセキ -油彩画、装丁画、水彩画などを中心に

愛娘をモデルとして描いた「麗子像」で広く知られる岸田劉生(1891-1929)は、大正から昭和の初めにかけての日本洋画において、独創的な活動を展開した画家のひとりです。38年という短い生涯にもかかわらず、画家として極めて変化に富んだ制作を行いました。
劉生は17歳で白馬会の洋画研究所に入ると黒田清輝に油彩画を学び、まもなく、文芸雑誌『白樺』を通じて知ったゴッホやセザンヌら後期印象派の影響を受けます。その後、デューラーや北方ルネサンスの写実に傾倒して、独自の写実を追及し、人やものの存在を深く見つめる「内なる美」の探求へと進むと、人やものが存在することの不思議さと向き合い、対象の確固たる存在感やその本質を描き出そうとしました。大正時代の後半からは、一転して東洋美術、特に中国の宋元画や初期肉筆浮世絵に接し、その東洋的な美に惹かれて自らの芸術に反映させていきました。
本展では、笠間日動美術館の所蔵作品に特別出品を加え、自画像や麗子像などの油彩画をはじめ日本画、水彩、素描、装丁画を含む約70点により、岸田劉生の芸術をご紹介します。

主催者
ニューオータニ美術館
休催日
月曜日(7/21は開館)、7/22
観覧料
大人1000円、高大生600円、小中生300円、団体(20名以上)は各100円割引、宿泊客無料
展覧会ホームページ
http://www.newotani.co.jp/museum

会場情報

ニューオータニ美術館 ニューオータニビジュツカン

New Otani Art Museum

会場住所
〒102-8578
千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニガーデンコート6F
ホームページ
http://www.newotani.co.jp/group/museum
更新日:2010年5月27日
登録日:1999年3月31日