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スティル/モーション 液晶絵画展 still/ Motion

会場

三重県立美術館

MIE PREFECTUAL ART MUSEUM

会期

2008年2月14日(木) ~ 2008年4月13日(日)

展覧会概要

スティル/モーション 液晶絵画展 still/ Motion スティルモーションエキショウカイガテンstill Motion

周知のように、ビデオの技術は、視覚文化に大きな影響を与えてきました。1960年代に登場したビデオ・アートもその一つで、ナム・ジュン・パイクを嚆矢とするビデオ・アーティストたちは、映画とはまったく異なった映像の可能性に注目し、ビデオならではのさまざまな実験的作品を試みてきたのです。
近年、飛躍的な技術的発展を見せている平面ディスプレー装置は、そうしたビデオ・アートの世界に新たなる一頁を開きつつあるように思われます。最先端の液晶ディスプレーによる作品を中心に構成される本展は、私たちにとって未知の魅力にあふれているはずの映像表現に、アーティストたちが初めて本格的に挑戦する機会となるでしょう。
この実験的なプロジェクトのタイトルとして、私たちがあえて“絵画”という伝統的なジャンルを指す言葉を持ち出したのは、そうした新たな技術が切り開きつつある表現の一つに、絵画と映像という、これまで空間芸術と時間芸術として明確に弁別されてきた二つの領域の境界を横断し、さらにはジャンルの概念そのものを組み替えてしまうような世界の可能性があると考えているからなのです。
時間軸が絵画に介在し、映像に絵画と同質の空間が立ち現れるような、時間芸術と空間芸術とが相互に融合したような、不思議な世界を私たちは目の当たりにする――。本展の実験的な作品群はそのような従来にない経験をもたらしてくれるに違いありません。
単にディスプレー装置としての利点を表現手段として利用することをはるかに越えた発想が、鋭敏な感受性に恵まれたアーティストたちによって繰り広げられること。本展の会場は、観客の皆さんにとって、おそらくそうした新鮮な世界の発見の場となることでしょう。

主催者
三重県立美術館、三重県、朝日新聞社、メ~テレ
休催日
毎週月曜日、3月21日(金)
観覧料
一般900(700)円 高・大生700(500)円 小・中生500(300)円
※( )内は20人以上の団体割引及び前売料金
展覧会ホームページ
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/
展覧会問合わせ先
059-227-2100

会場情報

三重県立美術館 ミエケンリツビジュツカン

MIE PREFECTUAL ART MUSEUM

会場住所
〒514-0007
津市大谷町11
ホームページ
https://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/
更新日:2011年3月22日
登録日:1999年3月31日