ID:24222
中村岳陵展
会場
横須賀美術館
YOKOSUKA MUSEUM OF ART
会期
2008年4月1日(火) ~ 2008年5月11日(日)
展覧会概要
中村岳陵展 ナカムラガクリョウテン
中村岳陵(1890-1969)は、1932年、42歳の頃に三浦半島の逗子に創作の拠点を移し、横須賀にも幾度か足を運びました。彼は転居と前後して正岡子規の写生説に多大な影響を受けており、彼の地で培った自然観照の眼は、新たな作品に活かされることとなります。そうした、画風の転機となった地にほど近い横須賀で、中村岳陵展を開催いたします。
中村岳陵(1890-1969)は静岡県下田市に生まれ、10代のうちに上京し、琳派の流れを汲む野沢堤雨や土佐派の川辺御楯に師事し、伝統的な大和絵の技法を習得しました。その後、東京美術学校日本画選科を卒業し、紅児会や赤曜会を通じて今村紫紅をはじめとする日本美術院の作家たちと交流するなど、1950(昭和25)年に日展へ活躍の場を移すまでは、院展を活躍の場としました。
伝統的な大和絵を出発点とする岳陵ですが、その枠にとらわれず、様々な分野の作品を数多く残しています。有職故実を見事に表現した歴史画や、近代的な女性を描いた人物画、琳派風の動植物画、写実的な風景画など、その幅の広さは画家・岳陵の魅力の一つといえます。しかし、つねに創作の根底には自然、古典、写生という揺らぐことのない指針がありました。古典作品を研究し、自然をあるがままに見つめ、ひたすら写生を繰り返す強い信念を持ち、新機軸を打ち出し続けた岳陵の魅力を、約50点の作品を通じてご紹介いたします。
- 主催者
- 横須賀美術館 日本経済新聞社
- 休催日
- 4月7日(月)
- 観覧料
- 一般900円高・大生、65歳以上700円
- 展覧会ホームページ
- http://www.yokosuka-moa.jp
- 展覧会問合わせ先
- tel:046-845-1211 fax:046-845-1215
会場情報
横須賀美術館 ヨコスカビジュツカン
YOKOSUKA MUSEUM OF ART
- 会場住所
-
〒239-0813
横須賀市鴨居4-1 - ホームページ
- https://www.yokosuka-moa.jp/
登録日:2008年1月10日