ID:24144

イタリア美術とナポレオン

会場

札幌芸術の森美術館

Sapporo Art Museum

会期

2008年4月15日(火) ~ 2008年5月25日(日)

展覧会概要

イタリア美術とナポレオン イタリアビジュツトナポレオン

ルネサンスの巨匠ボッティチェッリが二十歳頃に描いたとされる《聖母子と天使》は、フェッシュ美術館が世界に誇る至宝です。ぎこちなさが残るものの、幼いキリストとマリアがふれあう姿や、ひだをなす衣服の柔らかさ、三人を照らす穏やかな光の陰影には、のちに《春》《ヴィーナスの誕生》など美しい女性像を世に送り出した才能が現れはじめています。
フェッシュ美術館は、ナポレオンの生地として有名なコルシカ島・アジャクシオ市にあります。1827年、ナポレオンの母方の叔父ジョゼフ・フェッシュ枢機卿(1763-1839年)によって建設が始められました。当時、彼が収集した美術品は、実に17,000点。その多くが散逸しましたが、残されたイタリア絵画コレクションだけでも、フランス国内においてルーブル美術館に次ぐ規模を誇ります。
この展覧会では、フェッシュ美術館のコレクションを日本で初めて紹介します。ボッティチェッリらルネサンス期の聖母子像に始まり、枢機卿が生きたバロック期の宗教画・風俗画、そしてカノーヴァら当代随一の芸術家によるナポレオン一族の肖像彫刻もあわせ、およそ60点を選りすぐりました。陽光まぶしい地中海にのぞむフェッシュ美術館ーその輝けるコレクションの魅力と華麗な皇帝一族の歴史にふれる、またとない機会をお楽しみください。

●学芸員トーク「ボッティチェッリとイタリア絵画」
《聖母子と天使》(チラシ表)は、ボッティチェッリが師のもとで修行した二十歳頃の作とされ、聖母子の容姿や背景などに、当時フィレンツェで流行した宗教画スタイルがみられます。この作品を中心に、ルネサンスからバロックにいたるイタリア絵画鑑賞のポイントをお話しします。
解説:今井里江子(当館学芸員)

*要観覧券/予約不要/展示室入口にお集まりください。

4/19(土) 5/10(土) 5/17(土) 5/24(土) 各回14:00~ 約30分

●団体オリエンテーション
学芸員が展覧会のみどころを10分程度お話しします。希望日の7日前までに電話でご予約ください。
対象:20名以上の団体 電話:011-591-0090

主催者
札幌芸術の森美術館(札幌市芸術文化財団)、北海道新聞社、NHK北海道ビジョン
休催日
4/21(月)、4/28(月)
観覧料
一般?1,200(1,000)円、高校・大学生?800(600)円、小・中学生?500(300)円
※( )内は前売および20名以上の団体料金
※65歳以上の方は、敬老手帳などのご提示で200円割引となります。
展覧会ホームページ
http://www.mocas.jp
展覧会問合わせ先
電話・011-591-0090

会場情報

札幌芸術の森美術館 サッポロゲイジュツノモリビジュツカン

Sapporo Art Museum

会場住所
〒005-0864
札幌市南区芸術の森2-75
ホームページ
https://artpark.or.jp/
更新日:2010年10月5日
登録日:2008年1月29日