ID:23924
新春特集陳列 仏師 清水隆慶
―老いらくのてんごう―
会場
京都国立博物館
Kyoto National Museum
会期
2008年1月2日(水) ~ 2008年3月30日(日)
展覧会概要
新春特集陳列 仏師 清水隆慶 シンシュントクシュウチンレツ ブッシ シミズリュウケイ ―老いらくのてんごう―
みなさんは仏師というと、どの時代の誰を思い浮かべますか。多くの人は飛鳥時代の止利仏師、平安時代の定朝、鎌倉時代の運慶や快慶といったところを、まずは最初に思い浮かべるのではないでしょうか。それは、仏像を専門とする研究者にしても同様で、近世の仏師については、これまであまり研究が行なわれてきませんでした。ところが近年になって、江戸時代の仏師や彼らが製作した仏像などにも次第に注目が集まってきています。
今回特集する清水隆慶も、江戸時代に京都で活躍した仏師で、四代まで続きました。今回はそのうち、麟岡(りんこう)と名乗った初代(一六五九~一七三二)と、毘首門亭(びしゅもんてい)を名乗った二代(一七二九~九五)の作品を展示します。といっても仏像ではなく、仏師の余技ともいうべき風俗人形の類が中心です。初代隆慶自身は、これらを「老いらくのてんごう(老人のいたずら)」と称しました。仏像造りに使う技能を世俗的なものに使ってしまった、という照れからでしょうか。しかし、さまざまな造形上の約束事がある仏像にくらべると、これら人形類は、自由な発想でのびのびと製作され、巧みな彫技が遺憾なく発揮されています。江戸時代の京仏師のてんごうぶりを、じっくりとご覧ください。
- 休催日
- 月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日休館)
- 観覧料
- 一般500(400)円 大学・高校生250(200)円 中学・小学生無料
*( )は団体20名以上
中学生以下の方をお連れの場合、観覧料の割引があります。
- 展覧会ホームページ
- http://www.kyohaku.go.jp/
- 展覧会問合わせ先
- 075-525-2473(陳列案内) 075-541-1151(代表)
会場情報
京都国立博物館 キョウトコクリツハクブツカン
Kyoto National Museum
- 会場住所
-
〒605-0931
京都市東山区茶屋町527 - ホームページ
- https://www.kyohaku.go.jp/
登録日:1999年3月31日