ID:23046

珉平焼

―淡路が生んだ幻の名陶―

会場

兵庫陶芸美術館

The Museum of Ceramic Art, Hyogo

会期

2007年6月16日(土) ~ 2007年9月2日(日)

展覧会概要

珉平焼 ミンペイヤキ ―淡路が生んだ幻の名陶―

珉平焼〈みんぺいやき〉は、江戸後期の文政年間(1818~30)、淡路島の南端、三原郡伊賀野村(現南あわじ市北阿万伊賀野)で賀集珉平〈かしゅうみんぺい〉が創始したやきものです。京都の陶工尾形周平〈おがたしゅうへい〉を招き、京焼の色絵陶器技術とそのデザインを導入しました。天保年間後期(1838-44)頃には阿波徳島藩の御用窯になったとされています。
珉平焼の特徴はその製品の多様性にあり、京焼の色絵陶器写しや中国陶磁写し、さらには漆器や金属器を写したものまで作られています。これだけ幅広いバリエーションのやきものを生産した窯は、江戸後期の国内では他に知られていません。珉平の没後は甥の三平や淡陶社がその製陶技術を引き継ぎ、明治期の国内外の博覧会に出品し、海外にも輸出し販路を広げました。また近年には、明治から大正時代にかけての窯跡付近の発掘調査が行われ、これまで不明であった珉平焼の新たな側面が明らかになりつつあります。
この展覧会では、当館および各地に所蔵される珉平焼と、窯跡や大坂・京都・江戸などの都市遺跡からの出土資料をあわせて紹介します。

主催者
珉平焼展実行委員会(兵庫陶芸美術館、神戸新聞社)
協賛・協力等
兵庫県、兵庫県教育委員会、篠山市、篠山市教育委員会、丹波市、丹波市教育委員会、NHK神戸放送局、ラジオ関西、サンテレビジョン、丹波新聞社、(財)兵庫県芸術文化協会
休催日
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)年末年始(12月31日・1月1日)
開催時間
10:00:00 ~ 19:00:00
ただし、4月~10月の特別展開催中の金・土曜日は21時まで開館(入館は閉館の30分前まで)
観覧料
一 般900円(700円) 大高生700円(500円) 中小生500円(300円)
展覧会ホームページ
http://www.mcart.jp

会場情報

兵庫陶芸美術館 ヒョウゴトウゲイビジュツカン

The Museum of Ceramic Art, Hyogo

会場住所
〒669-2135
篠山市今田町上立杭4
更新日:2007年7月24日
登録日:2007年4月22日