ID:22207

ヒロシマ

会場

土門拳記念館

Ken Domon Museum of Photography

会期

2007年6月19日(火) ~ 2007年9月24日(月)

展覧会概要

ヒロシマ ヒロシマ

昭和32(1957)年、原爆投下から12年を経て、生まれて初めて広島の地を踏んだ土門拳は、その実態をまのあたりにし、あらためて原爆被害の深刻さに衝撃を受けました。グラフ取材という仕事の一つとして向かったのでしたが、行ってみて、驚き、これはいけないと、狼狽しました。「ヒロシマを忘れていたというより、実は初めから何も知ってはいなかったのだ。」と気づいたのです。
カメラを手にする人間としての使命感に強く駆られ、憑かれたように広島に通い詰めた土門は、原爆病院の患者たちをはじめ、被爆者たちの悲惨な日々、陰険執拗な「魔の爪跡」を約7,800コマのフィルムに記録しています。
十三年を経ていまだ原爆症と日々闘う人々、町は復興しつつあっても身体や心に残る消えることのない傷、原爆がもたらした憎悪と失意…。土門は広島の現実の姿に真正面から向き合い、写真を撮り、文章を書くかたちで、決して過去の出来事ではない「生きているヒロシマ」を提起したのです。
これらを掲載した写真集『ヒロシマ』(研光社)は、昭和33(1958)年刊行され、日本はもとより、広く海外でも反響を呼びました。また、さらに10年後、広島を再訪し撮影。ドキュメントの傑作として高く評価されています。

休催日
4月~11月は休まず開館します。
観覧料
一般420円(20名以上360円)
展覧会ホームページ
http://www.domonken-kinenkan.jp/
展覧会問合わせ先
財団法人 土門拳記念館 Tel.0234-31-0028

会場情報

土門拳記念館 ドモンケンキネンカン

Ken Domon Museum of Photography

会場住所
〒998-0055
酒田市飯森山2-13 (飯森山公園内)
ホームページ
http://www.domonken-kinenkan.jp/
更新日:2010年12月9日
登録日:1999年3月31日