ID:22117
広重二大街道浮世絵展
~東海道・木曾街道~
会場
郡山市立美術館
Koriyama City Museum of Art
会期
2007年9月15日(土) ~ 2007年10月21日(日)
展覧会概要
広重二大街道浮世絵展 ヒロシゲニダイカイドウウキヨエテン ~東海道・木曾街道~
浮世絵を代表する絵師・歌川広重(1797~1858)といえば、一昔前ならお茶漬け海苔のおまけのあの人、ですぐ分かったものですが、最近のお茶漬け海苔といったら高見盛なんだそうな。まあどちらもちょんまげ結ってるには違いないけど。
そのお茶漬け海苔のおまけで有名な保永堂版「東海道五拾三次」もいいけど、浮世絵通に言わせれば、広重の最高傑作は「木曾街道六拾九次」の「洗馬」なのだそうで、たしかにこの絵の描画力はただ者じゃありません。この「木曾街道六拾九次」、実は美人画で名高い溪斎英泉筆でスタートしたのが、なぜか24図を描いて広重にチェンジ、さらに版元まで交代するという謎のシリーズなのです。そのせいか、後摺がたくさん出てきて大混乱、英泉の落款が削られたもの(「桶川」「本庄」)まで出てくる始末。そのため初摺で完全にそろえるのは無理、と言われていたのです。
ところが、優秀な初摺の「木曾街道六拾九次」の全揃いが、なんとアメリカで発見されました。世界に数点しか現存していないという「雨の中津川」まであります。さらに110年余のあいだ行方不明で、80年前にアメリカで発見された広重の「幻のスケッチブック」である『甲州日記写生張』も併せて日本に里帰り、というのがこの展覧会なのです。
特別出品「陸奥安達百目木驛八景圖」版木
広重は福島県にものその足跡を残しています。郡山市の北東、阿武隈山系に抱かれた百目木の里(どうめきのさと・二本松市)の名所を描いた「陸奥安達百目木驛八景圖」の版木が10年ぶりに公開されます。
展示替えのお知らせ
「江戸近郊八景」は下記のとおり展示替えを行います。
前期(~9月30日):「吾嬬橋」「玉川」「池上」「行徳」
後期(10月2日):「芝浦」「小金井橋」「羽根田」「飛鳥山」
- 主催者
- 郡山市立美術館・NHK福島放送局・NHK東北プランニング
- 休催日
- 9月18日、25日、10月1日、9日、15日
- 観覧料
- 一般500(400)円 高校・大学生300(240)円
( )内は20名以上の団体料金
中学生以下、65歳以上の方、障がい者手帳をお持ちの方は無料 - 展覧会ホームページ
- http://www.city.koriyama.fukushima.jp/bijyutukan/index.html
- 展覧会問合わせ先
- TEL 024-956-2200
会場情報
郡山市立美術館 コオリヤマシリツビジュツカン
Koriyama City Museum of Art
- 会場住所
-
〒963-0666
郡山市安原町字大谷地130-2 - ホームページ
- https://www.city.koriyama.lg.jp/site/artmuseum/
登録日:1999年3月31日