ID:18825
ドレスデン国立美術館展
―世界の鏡
会場
兵庫県立美術館
HYOGO PREFECTUAL MUSEUM OF ART
会期
2005年3月8日(火) ~ 2005年5月22日(日)
展覧会概要
ドレスデン国立美術館展 ドレスデンコクリツビジュツカンテン ―世界の鏡
「ドイツのフィレンツェ」とも呼ばれる芸術の都ドレスデン。この都市が誇る「ドレスデン国立美術館」の全体像をはじめて日本で紹介する展覧会。
ドレスデンは、ゲルマン諸侯による最も古い国のひとつであるザクセン公国の栄光を今に伝えるドイツでも有数の芸術都市です。また、第二次世界大戦の空襲、2002年の水害という度重なる災害で、建物や美術品が破壊された過去を持つ街でもあります。そのような状況の中、膨大な熱意で修復・復興をなし、2004年9月には緑の丸天井の宝物館がドレスデン王宮に戻り、12のミュージアムからなる「ドレスデン国立美術館」が往時の輝きを取り戻しました。
また、ドレスデンを中心としたエルベ河畔の景観はユネスコ世界文化遺産に登録されました。
阪神淡路大震災10周年を迎える2005年、日本におけるドイツ年開催にあわせ「ドレスデン国立美術館」の12のミュージアムのうち9館から約200点が出品、日本ではじめてその全体像を紹介します。
フェルメール、レンブラント、マイセン磁器を作ったアウグスト王などザクセン宮廷のコレクション
絵画・宝飾品や衣装、家具、武具、工芸品など世界の鏡といえる約200点が出品。
ザクセン公国の歴代君主は、権勢を誇るため華麗な宮廷生活と旺盛な収集活動によりコレクションを築きました。強王と呼ばれたフリードリヒ・アウグスト1世は、中国・日本の磁器コレクションに飽き足らず、錬金術師ベドガーを擁して、ヨーロッパ最初の磁器であるマイセン焼を完成させました。
画面洗浄で母親の姿が現れたレンブラントの大作≪ガニュメデスの誘惑≫
青い空の色とともに新たな発見が話題に
本展のために行った画面洗浄でレンブラントの大作≪ガニュメデスの誘拐≫から、ゼウスに我が子をさらわれてとまどう母親の姿が現れました。同題の素描や版画作品には見られる母親の姿がなぜないのかは、美術界の議論の的でした。今回レンブラントの意図がわかったことは、美術史的にも重要な発見です。また、同時に褐色の暗い画面と見られたその下からは、青い空の色がくっきりと浮かび上がり、ヨーロッパでも話題を集めています。
- 主催者
- 兵庫県立美術館、日本経済新聞社、神戸新聞社、NHK神戸放送局
- 休催日
- 月曜日※ただし3/21[祝]は開館し3/22閉館
- 観覧料
- 一般:1400円(1200円)
大学・高校生:900円(700円)
中学・小学生:500円(300円)
( )内は前売料金および20名以上の団体料金 - 展覧会ホームページ
- http://www.artm.pref.hyogo.jp/
- 展覧会問合わせ先
- 兵庫県立美術館 Tel.078-262-0901
会場情報
兵庫県立美術館 ヒョウゴケンリツビジュツカン
HYOGO PREFECTUAL MUSEUM OF ART
- 会場住所
-
〒651-0073
神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 - ホームページ
- https://www.artm.pref.hyogo.jp/
登録日:1999年3月31日