ID:15459

金沢文庫の仏像

特別公開 運慶作 大威徳明王坐像

会場

神奈川県立金沢文庫

Kanagawa prefectural Kanazawa Bunko Museum

会期

2007年4月19日(木) ~ 2007年6月10日(日)

展覧会概要

金沢文庫の仏像 カナザワブンコノブツゾウ 特別公開 運慶作 大威徳明王坐像

特別公開 運慶作 大威徳明王坐像 -運慶最晩年の真作発見・800年を経て納入文書を初公開- 称名寺光明院所蔵の大威徳明王坐像は、江戸時代には弘法大師作とされ、画家狩野探幽もスケッチしたことが知られる霊宝でした。本像は平成10年に再発見され、慎重な調査を経て、昨年度に解体修理したところ納入文書が発見されました。そして、その文書には、本像が健保4年(1216)11月に、源頼家・実朝の養育係で源氏一門でも重きをなした甲斐源氏加賀美氏出身の「大弐殿」が、「法印運慶」に作らせたものであるという、驚くべき内容が書かれていました。本展覧会は、この新発見の運慶作・大威徳明王坐像と像内納入品を初公開いたします。 また、称名寺は鎌倉時代中期の創建以来、阿弥陀堂、金堂、講堂など数多くの堂宇が建立され、そこには鎌倉時代中・後期を中心とする仏像が多数祀られました。この称名寺の仏像群を保管する金沢文庫は、中世彫刻の宝庫とも言えます。本展覧会では、これら各堂宇の旧本尊など、金沢文庫保管の重要文化財をはじめとする仏像を中心に、関連する工芸品や古書・文庫書も展示し、称名寺の歴史を仏像から振り返ります。 新発見の成果と、金沢文庫の仏像から中世彫刻史も通観出来るまたとない 機会に、ぜひ金沢文庫へお運びください。 その他の展示作品 ・地蔵菩薩坐像 ・審海上人坐像 ・維麻居士坐像 ・厨子入阿弥陀三尊像 ・青磁香炉 ・青磁花瓶及び朱漆塗花瓶台 ・厨子入弥勒菩薩坐像[平安時代] ・塑像弘法大師坐像[称名寺金堂] ・重要文化財 弥勒菩薩立像像内納入品 ・重要文化財 東寺講堂御仏所被籠御舎利員数(称名寺聖教のうち) ・重要文化財 讃仏乗抄興福寺北円堂勧進帳(称名寺聖教のうち) 仏像を中心に約50点展示 (明示の無いものはいずれも鎌倉時代、称名寺所蔵・金沢文庫保管)

主催者
神奈川県立金沢文庫
休催日
毎週月曜日(ただし4月30日は開館)
観覧料
成人400(300)円 20歳未満・学生250(200)円 ( )内は20名以上の団体料金 高校生等以下、65歳以上、障害者の方は無料
展覧会ホームページ
http://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/kanazawa.htm
展覧会問合わせ先
045-701-9069

会場情報

神奈川県立金沢文庫 カナガワケンリツカナザワブンコ

Kanagawa prefectural Kanazawa Bunko Museum

会場住所
〒236-0015
横浜市金沢区金沢町142
更新日:2010年11月12日
登録日:1999年3月31日