ID:11788

没後80年 森谷延雄展

-大正時代を駆け抜けた夢多きデザイナー-

会場

佐倉市立美術館

Sakura City Museum of Art

会期

2007年1月23日(火) ~ 2007年3月25日(日)

展覧会概要

没後80年 森谷延雄展 ボツゴ80ネンモリヤノブオテン -大正時代を駆け抜けた夢多きデザイナー-

大正時代は、明治維新以来つづけられてきた、近代国家としての政治・経済のシステムづくりが一応完成し、人々が自らの生活について考え始めた時期にあたります。また、この時代は第一次世界大戦のもたらした好景気を背景として、ロマンあふれる文化が花開いた時期としても知られています。このような大正時代に活動し、大正時代の終わりとともに、33歳の若さで夭折した家具デザイナーで室内装飾家の森谷延雄を紹介します。

展覧会内容
Ⅰ.表現への目覚め:東京高等工芸学校
ここでは、森谷の東京高等工芸学校在学中の活動を、雑誌などの資料でたどります。

Ⅱ.実務としてのデザイン:清水組
ここでは、国指定重要文化財の晩香廬内に現存する、オリジナル家具をはじめ、同施設の内装パースの青焼き(重要文化財)、雑誌などに紹介された森谷が建設にかかわった建造物のパネルを紹介します。

Ⅲ.歴史への認識と国民性の自覚:留学
ここでは、森谷が留学中に残したスケッチなどを紹介します。

Ⅳ.夢の楽園:公共装飾
ここでは、雑誌などに紹介された博覧会場写真などを展示室の壁一面に引き伸ばして紹介し、森谷の本領ともいえる夢の楽園を体感していただきます。

Ⅴ.小さき室内美術:表現の手段としての家具
ここでは、代表作《家具を主とせる食堂書斎及寝室》の三つの部屋からそれぞれ椅子のレプリカを製作し、紹介するほか、旧京都帝国大学楽友会館で使用されていたオリジナル家具などを展示します。

Ⅵ.座布団の値段で椅子を:洋家具普及の夢
ここでは、木のめ舎に出品されたオリジナル家具のほか、レプリカ作品で森谷の洋家具普及にかける意気込みを紹介します。

Ⅶ.研究者・教育者として
ここでは、森谷の著作のほか、『西洋美術史 古代家具編』(太陽堂書店 大正15年)につづいて刊行予定だったと思われる草稿、海外の室内装飾関係図書の翻訳草稿などを、展示し、森谷の教育者・研究者としての側面を紹介します。

主催者
佐倉市立美術館
休催日
月曜日
観覧料
一般400(320)円 大・高生200(160)円 中学生以下無料
( )内は、前売りおよび20名以上の団体料金
展覧会ホームページ
http://www.city.sakura.chiba.jp/museum/
展覧会問合わせ先
TEL 043-485-7851

会場情報

佐倉市立美術館 サクラシリツビジュツカン

Sakura City Museum of Art

会場住所
〒285-0023
佐倉市新町210
ホームページ
https://www.city.sakura.lg.jp/section/museum/
問い合わせ先
043-485-7851
更新日:2010年9月28日
登録日:1999年3月31日