ID:11779

前川修「2.5次元のリアル--ステレオ写真の快楽」

第8回photographers' gallery講座

会場

photographers gallery

photographers' gallery

会期

2007年1月13日(土) ~ 2007年1月13日(土)

展覧会概要

前川修「2.5次元のリアル--ステレオ写真の快楽」 マエカワオサム「2.5ジゲンノリアルーーステレオシャシンノカイラク」 第8回photographers' gallery講座

第8回photographers' gallery講座 「2.5次元のリアル--ステレオ写真の快楽」 講師:前川修(写真論・神戸大学助教授) 司会:斎数賢一郎  2007年1月13日(土) 18:00- 受講料:2000円/定員:15人 photographers' gallery 東京都新宿区新宿2丁目16-11-401 (フタミビル4F) http://www.pg-web.net/ 19世紀の写真の流通経路に、絵葉書や肖像写真に並んで、ステレオスコープがあった。ステレオスコープとは19世紀前半に開発された科学的実験装置であり、これが当時発明された写真と結びつき、ステレオ写真が爆発的に流行することになる。やがてステレオ写真は、科学、軍事、観光、教育、娯楽など、さまざまな用途に応用され、視覚文化のひとつの中心を形成した。 そもそもステレオ視は、遠くのものを目の前に近づけつつも、鼻先で微妙な距離を保つことで、どこにもない立体像を生じさせる見方である。しかし、当時その像をつうじて欲望されていたのは、現実の世界を触れるように確かめることでもあった。ところがその確からしさは不安定であるがゆえにかえって生々しい確からしさでもあった。3次元未満2次元以上の奇妙で強烈な現実感、ステレオ的視覚が、「見る」ことに憑かれた19世紀の視覚メディア(パノラマ、写真、映画など)のあいだで、あたかもステレオ像のように不安定に浮遊しつづけていた理由はここにあるのかもしれない。 このレクチャーでは、ステレオ写真を見ながら、こうしたステレオの起源とその快楽について考えてみたい。 ※実際にステレオ写真を見ながら行うワークショップ型のレクチャーです。受講料にはヴューアーなどの教材費が含まれています。 お申し込み数が定員に達した場合、ご予約を締め切らせて頂きます。詳細はphotographers' galleryのHPをご覧下さい。

観覧料
受講料:2000円/定員:15人 お申し込み数が定員に達した場合、ご予約を締め切らせて頂きます。詳細はphotographers' galleryのHPをご覧下さい。
展覧会ホームページ
http://www.pg-web.net/

会場情報

photographers gallery フォトグラファーズ ギャラリー

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会場住所
〒160-0022
新宿区新宿2丁目16-11-401
更新日:2008年3月11日
登録日:2006年10月23日