京焼-みやこの意匠と技-

京焼-みやこの意匠と技- キョウヤキ ミヤコノイショウトワザ

日本にやきもの産地は少なからずありますが、その中で京都は一種独特の位置を占めています。富裕層の需要に即した強い高級品志向と装飾性の高さ、さまざまな嗜好を反映した驚くべき多様性は、多くの人口を抱えると共に多数の富裕層を擁し、文化の発信基地でもあった都市・京都の工芸品ならではの性格と言えるでしょう。
京都国立博物館では、10年以上にわたって近畿の社寺調査を実施してきており、その過程で極めて多数の京焼作品の存在を確認しました。本展覧会では、野々村仁清や尾形乾山に代表される著名陶工たちのさまざまな作品や、この社寺調査の過程で見いだされた作品群を通して、都の工芸品・京焼の魅力を紹介します。あわせて、近年の考古学的調査で飛躍的に実態が解明されてきつつある黎明期の京焼から、アールヌーボーなどの影響を受けて劇的に変化する近代京焼までの流れを、最新の研究成果を交えて概観します。
さらに、他地域のやきものに見られる京焼意匠との類似性や、京焼陶工の地方への出張指導という動きを、実作品や史資料に即して検討し、京焼が日本のやきもの生産に与えた影響の大きさを捉えることを試みます。

主催者

京都国立博物館

休催日

月曜日

観覧料

一般1200(900)円 大・高生800(500)円 中・小生400(200)円
( )内は20名以上の団体料金
本料金で平常展示館もご覧になれます

展覧会ホームページ

http://www.kyohaku.go.jp/

展覧会問合わせ先

075-525-2473(陳列案内) 075-541-1151(代表)

京都国立博物館 キョウトコクリツハクブツカン

Kyoto National Museum

会場住所

〒605-0931
京都市東山区茶屋町527

ホームページ

https://www.kyohaku.go.jp/