ID:11225
生誕120年 富本憲吉展
模様から模様を作るからず
会場
茨城県陶芸美術館
Ibaraki Ceramic Art Museum
会期
2006年9月30日(土) ~ 2006年12月3日(日)
展覧会概要
生誕120年 富本憲吉展 セイタン120ネン トミモトケンキチテン 模様から模様を作るからず
近代陶芸の巨匠・富本憲吉は,明治19年(1886)奈良県安堵村に生まれました。東京美術学校(現・東京藝術大学)図案科を卒業。在学中から英国に留学し,ウィリアム・モリスやホイッスラーらの工芸思想を具現化した仕事に触れます。英国から帰国後,バーナード・リーチと親交を結び,奈良の自宅に楽窯を築き楽焼の制作を始めます。やがて各地の窯を巡り,研究を重ね独自の白磁を完成。晩年は色絵・金銀彩へと展開し,昭和30年(1955)には「色絵磁器」で第1回重要無形文化財保持者に認定されます。
昭和38年(1963)に他界するまでの約50年にわたる多彩な作陶活動は,「模様から模様をつくる可からず」という信念のもと,オリジナルな形と模様をひたすらに追求し,用と美の結合という工芸のあり方を求めて格闘した遍歴の軌跡でもあります。
本展では,富本の生誕120年を記念し,これまで未公開の作品を含め,大和時代の楽焼・土焼から,東京時代の白磁・染付,京都時代の色絵・金銀彩まで,全時代の代表作をそろえるとともに,留学先のロンドンでのスケッチや絵手紙,自彫自摺の木版画,多くの装丁本といった多彩な資料約200点で,富本芸術の真髄を紹介します。
- 主催者
- 茨城県陶芸美術館/朝日新聞社
- 休催日
- 月曜日(祝日の場合は翌日休館。11月13日は開館,無料)
- 観覧料
- 一般700(550)円/高大生500(400)円/小中生250(200)円 ※( )内は20名以上の団体料金
障害者手帳・療育手帳をお持ちの方及び付き添いの方(ただし1人につき1人まで)は無料となります。
- 展覧会ホームページ
- http://www.tougei.museum.ibk.ed.jp/
- 展覧会問合わせ先
- 茨城県陶芸美術館:0296-70-0011
会場情報
茨城県陶芸美術館 イバラキケントウゲイビジュツカン
Ibaraki Ceramic Art Museum
- 会場住所
-
〒309-1611
笠間市笠間2345(笠間芸術の森公園内) - ホームページ
- https://www.tougei.museum.ibk.ed.jp/
登録日:2006年1月17日