ID:11221
スポーツウェアの革命
もうひとつの20世紀ファッション
会場
島根県立石見美術館(島根県芸術文化センター「グラントワ」)
IWAMI ART MUSEUM
会期
2006年9月16日(土) ~ 2006年11月28日(火)
展覧会概要
スポーツウェアの革命 スポーツウェアノカクメイ もうひとつの20世紀ファッション
水泳、テニス、ゴルフ、サッカー、野球、スキー…。スポーツは、コンマ一秒の記録を競う競技として、健康を保つための手段として、そして私たちの生活に楽しみをもたらすレジャーとして、ひろく親しまれています。スポーツが一般に普及し始めたのは、わずか100年ほど前のこと。西洋において、乗馬や狩猟などのスポーツは長らく上流階級の特権であり、無駄にエネルギーを消費するこうした行為は、庶民には縁遠いものでした。19世紀末から20世紀初めにかけて、西ヨーロッパでは、交通網の整備とともにリゾート地の開発が進み、一般市民の間に、テニス、ゴルフなどの球技、水泳などの水辺のスポーツ、そしてスキーなどのウィンタースポーツなどがひろまります。
19世紀半ば以降、乗馬等を行う際に着られた服は、機能面から見た場合、通常の服と同じようなものでした。身体の動きを妨げない機能的な服は、まず教育の場において導入されました。そして、19世紀後半にはサイクリングと水浴のためのウェアが、スポーツウェアとしてはっきりとした特徴を持つようになります。続いて、テニスやスキーなどの特定の運動のためにあつらえられたスポーツウェアがつくられるようになりました。スポーツは、スポーツウェアとともに新しい時代のライフスタイルを象徴する事柄として、ファッション雑誌だけでなく、新聞等のメディアにおいて繰り返し紹介されています。
スポーツウェアの機能性を重視した簡素なスタイルは、一般のモードにおいても取り入れられました。こうした新しい美意識は、シャネルをはじめ、クレージュやガーンライヒなど数多くのデザイナーによるドレスにみとめられます。スポーツウェアは、また着る人の身体のラインをあらわにしていきますが、ここでクローズアップされたのは、健康と若さに満ちた「新しい身体」でした。
今回の展覧会では、そうした美しい美意識が反映された、スポーツウェアなどの衣装、版画、写真100点が紹介されます。石見美術館だけで開催される展覧会です。お見逃しなく!
- 主催者
- 島根県立石見美術館、読売新聞大阪本社
- 休催日
- 火曜日(ただし、11月28日(火)は開館)
- 観覧料
- 当日券
一般1000(800)大学生600(450)小中高生300(250)
企画・コレクション展セット
一般1150(920)大学生700(530)小中高生300(250)
( )内は20名以上の団体料金。 - 展覧会ホームページ
- http://www.grandtoit.jp
- 展覧会問合わせ先
- 島根県芸術文化センター「グラントワ」 Tel.0856-31-1860
会場情報
島根県立石見美術館(島根県芸術文化センター「グラントワ」) シマネケンリツイワミビジュツカン(シマネンケンゲイジュツブンカセンター「グラントワ」)
IWAMI ART MUSEUM
- 会場住所
-
〒698-0022
益田市有明町5-15 - ホームページ
- https://www.grandtoit.jp/museum/
登録日:2005年12月27日