ID:11208
パリの空のポスター描き レイモン・サヴィニャック展
会場
川崎市市民ミュージアム
Kawasaki City Museum
会期
2006年9月16日(土) ~ 2006年11月5日(日)
展覧会概要
パリの空のポスター描き レイモン・サヴィニャック展 パリノソラノポスターカキ レイモン・サヴィニャックテン
戦後フランス、そして世界を代表するポスター作家、レイモン・サヴィニャック(1907-2002)。あたたかなユーモアにあふれ、見る人の目を釘付けにするウィットに富んだ彼のポスターは、いまなお国を越え、世代を越えて人々に愛されています。
しかし彼の画業は決して気楽なものではありませんでした。長い下積みののち、ピンクの牛の乳から直接石鹸が出来上がる、という驚くべきイラストを用いた《牛乳石鹸モンサヴォン》(1948/50年)のポスターでようやくデビューしたのは40歳過ぎ。その後は人気ポスター作家としてさまざまなクライアント(広告主)から引っ張りだこになりますが、1970年代に入ると、サヴィニャックへの依頼は激減してしまいます。大手の広告代理店による広告制作が主流になり、またイラストではなく写真がポスターの主役になってしまったからです。
不遇をかこちながら、それでも彼はポスターの原画を描き続けます。そして70歳を過ぎた1981年、業績不振に陥ったシトロエン社の復活をかけた広告キャンペーンに抜擢され、大成功を収めたのです。
晩年はノルマンディ地方のトゥルービルに移り住み、94年で世を去るまで、街の広報活動に協力したり、公共ポスターなどを手掛けたりしながら、現役のポスター作家として活躍しました。
このたびの展覧会は、大阪のサントリーミュージアム[天保山]の充実したコレクションに、川崎市市民ミュージアムの所蔵品を加えた約90点の作品によって、サヴィニャックの長い人生と画業を本格的にご紹介するものです。秀逸なアイデアと洒脱なユーモア、そして明快な造形性から生まれる彼の優れたポスターは、その人生への姿勢とともに、多くの人に喜びと感銘を与えてくれることでしょう。
- 主催者
- 川崎市市民ミュージアム、産経新聞社
- 休催日
- 月曜日(ただし9月18日、10月9日は開館)、9月19日(火)、10月10日(火)
- 観覧料
- 一般900(720)円 学生500(400)円 中学生以下・65歳以上無料
※( )内は20名以上の団体料金 - 展覧会ホームページ
- http://www.kawasaki-museum.jp/
- 展覧会問合わせ先
- 044-754-4500
会場情報
川崎市市民ミュージアム カワサキシシミンミュージアム
Kawasaki City Museum
- 会場住所
-
〒211-0052
川崎市中原区等々力1-2 - ホームページ
- https://www.kawasaki-museum.jp/
登録日:1999年3月31日