ID:11170

ジュエリーの今:変貌のオブジェ

会場

東京国立近代美術館工芸館

Crafts Gallery, The National Museum of Modern Art, Tokyo

会期

2006年10月7日(土) ~ 2006年12月10日(日)

展覧会概要

ジュエリーの今:変貌のオブジェ ジュエリーノイマ ヘンボウノオブジェ

指輪や首飾りを身につける習慣が長い間途絶えていた日本で、ジュエリーが用いられるようになったのは、明治時代以降、服装の西欧化が進んだ時代のなかでのことでした。作家がジュエリーを製作の対象として意識し始めるのは、それよりさらに遅れ、ようやく昭和に入った頃からです。以後、今日まで芸術の一分野としての地位を求めて、活発な制作活動が繰り広げられてきました。そのなかで、同時代の思想や芸術の動向を吸収しつつ
「ジュエリー」は多くの概念の変遷を遂げました。
本展では、この流を、①美を念として:戦前期、②ジュエリーの地位:1950年代~70年代、③素材の解放:1970年~1990年代、④変わる身体:1990年代以降という4つの大きなテーマのもとでご覧いただきます。東京国立近代美術館工芸館では、開館以来ジュエリー作品の収蔵を続けるほか、「コンテンポラリー・ジュエリー-日本の作家30人による-」
(1955年)といった展覧会を開催するなどして、日本におけるジュエリーの最新の動向に注目してきました。これらの展覧会によって蓄積された調査・研究を踏まえて、本展は、日本において作家活動として展開されてきたジュエリーがどのように定着し、そして発展してきたのか、その歴史をたどることを主眼としています。身体をいわばキャンバスとするジュエリーは、それを身につける人物のイメージを内外から大きく変える働きを持っています。自他との親密なコミュニケーションの装置としてのジュエリー、その独自のあり方に魅了され、製作する作家35人の作品との対話をお楽しみ下さい。

主催者
東京国立近代美術館
休催日
月曜日(10月9日は祝日のため開館、翌休館)
観覧料
一般500(400/350)円 大学生300(200/150)円 高校生150(100/50)円
小・中学生無料
*( )内は前売/20名以上の団体料金
*11月3日(文化の日)は無料観覧日
展覧会ホームページ
http://www.momat.go.jp/
展覧会問合わせ先
Tel.03-5777-8600(ハローダイヤル)

会場情報

東京国立近代美術館工芸館 トウキョウコクリツキンダイビジュツカンコウゲイカン

Crafts Gallery, The National Museum of Modern Art, Tokyo

会場住所
〒102-0091
千代田区北の丸公園1-1
ホームページ
https://www.momat.go.jp/cg/
問い合わせ先
03-5700-8600 (ハローダイヤル)
更新日:2010年10月22日
登録日:1999年3月31日