ID:10646
近代日本の水彩画
-その歴史と展開-
会場
茨城県近代美術館
The Museum of Modern Art, Ibaraki
会期
2006年7月22日(土) ~ 2006年9月3日(日)
展覧会概要
近代日本の水彩画 キンダイニホンノスイサイガ -その歴史と展開-
幕末から明治にかけて日本に移入された水彩画は、明治20年代になると、その取扱いの簡便さも手伝って、急速に普及していきます。そして明治末期にかけて、浅井忠をはじめ、水彩画を専門にした三宅克己、丸山晩霞、大下藤次郎らが活躍し、水彩画隆盛の時代を迎えました。
この流れをうけつつ、大正期には、日本水彩画会が発足(大正2年)し、同会の画家たちが活躍するようになる一方、古賀春江、萬鉄五郎といった大正期の個性派と呼ばれる画家たちも同会に作品を寄せ、岸田劉生、村山槐多らもすぐれた水彩画を残します。
そして昭和に入り、水彩画の革新を目指した中西利雄は、描法に新たな取り組みを見せて新風を吹き込み、また小堀進は水彩連盟を創立し(昭和15年)、さらなる展開を繰り広げていきます。
本展は、明治から昭和に至る水彩画の歴史をふりかえり、その変遷と展開をあらためて検証しようとするものです。日本における水彩画の移入期から、太平洋戦争を経て昭和30年頃までの作品約160点により、その流れを紹介します。
これまで当館では、「小堀進と昭和の水彩画」や「中西利雄展」といった水彩画の企画展を開催して参りましたが、本展のように、明治から昭和にいたる水彩画の歴史をたどる展覧会は、これが初めてとなります。誰でも描いたことがあり、親しみやすい水彩画ですが、名作の数々を通じてその多様な表現をじっくりとご覧下さい。
- 休催日
- 毎週月曜日(8月14日(月)の開館日は、展示替えのため休室)
- 観覧料
- 一般830(700)円580(470)円350(230)円
()は20名以上の団体料金 - 展覧会ホームページ
- http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/
- 展覧会問合わせ先
- 茨城県近代美術館Tel.029-243-5111
会場情報
茨城県近代美術館 イバラキケンキンダイビジュツカン
The Museum of Modern Art, Ibaraki
- 会場住所
-
〒310-0851
水戸市千波町東久保666-1 - ホームページ
- https://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/
登録日:1999年3月31日