ID:10447

牡丹-花咲く東洋のやきもの

King of Flowers-Peony Design in East Ceramics

会場

大阪市立東洋陶磁美術館

The Museum of Oriental Ceramics, Osaka

会期

2006年4月4日(火) ~ 2006年7月23日(日)

展覧会概要

牡丹-花咲く東洋のやきもの ボタンハナサクトウヨウノヤキモノ King of Flowers-Peony Design in East Ceramics

本展では、館蔵品を中心とした中国、韓国、日本のやきものの中から、牡丹の文様のある代表的な作品約20点(重要文化財4点を含む)を選び、東洋のやきものに花咲いた牡丹文様のさまざまなスタイルとその美しさを紹介いたします。また、大阪市立自然史博物館所蔵の牡丹の標本資料も特別に展示し、描かれた文様と実際の牡丹の花を見比べていただくこともできます。
牡丹(ボタン)は中国原産の花です。すでに唐時代には鑑賞用として盛んに栽培されており、有名な詩人・白居易(白楽天、772-846)の『牡丹芳』に「開花花落二十日一城之皆若狂(花開き花落ちる二十日、一城の人皆狂うがごとし)」とあり、都・長安や洛陽での人々の牡丹への熱狂ぶりをうかがわせます。牡丹はその豪華で気品のある姿、馥郁たる芳香などから、中国をはじめ韓国や日本でも「花の王」、「富貴の象徴」として愛でられ、同時に絵画や各種工芸品のモチーフとしてもしばしば表されてきました。とりわけ、東洋のやきものにおいて、牡丹は花文様の中でもっとも好まれたモチーフの一つであり、各時代、各地域に様々なスタイルの牡丹文様が見られます。
本展の開催期間中、大阪では世界バラ会議大阪大会2006(5月11日(木)~17日(水))が開催されます。薔薇(バラ)と比較されることも多い牡丹ですが、牡丹派はもちろん薔薇派の人も、東洋のやきものに咲いた牡丹文様の美の競演をお楽しみいただければ幸いです。また今回、特集展「花のある器」も同時開催し、館内は花文様のあるやきものが盛りだくさんです。

主催者
大阪市立東洋陶磁美術館
休催日
月曜日(7/17を除く)、7/18
観覧料
一般 500円(400円)/高校・大学生 300円(250円)
※()内は20人以上の団体料金
※身体障害者手帳・ツルのマーク付健康手帳・大阪市敬老優待乗車証などをお持ちの方、中学生以下は観覧料が無料になります。
展覧会ホームページ
http://www.moco.or.jp/
展覧会問合わせ先
大阪市立東洋陶磁美術館 Tel.06-6223-0055

会場情報

大阪市立東洋陶磁美術館 オオサカシリツトウヨウトウジビジュツカン

The Museum of Oriental Ceramics, Osaka

会場住所
〒530-0005
大阪市北区中之島1-1-26
ホームページ
http://www.moco.or.jp/
問い合わせ先
TEL.06-6223-0055
更新日:2011年1月13日
登録日:1999年3月31日