ID:10187

発掘された不滅の記録 1954-1975

[VIET NAM ベトナム]そこは、戦場だった

会場

東京都写真美術館

TOKYO PHOTOGRAPHIC ART MUSEUM

会期

2006年1月14日(土) ~ 2006年2月19日(日)

展覧会概要

発掘された不滅の記録 1954-1975 ハックツサレタフメツノキロク 1954-1975 [VIET NAM ベトナム]そこは、戦場だった

ベトナムは抗仏戦争(第1次インドシナ戦争)を戦い、1954年に解放されます。しかし、ジュネーブ協定では南北に分断されました。そこから始まった分断国家の悲劇はアメリカが介入したベトナム戦争へと続き、激しい戦闘が繰り広げられました。1975年、北ベトナムと南ベトナム解放戦線が、当時の南ベトナムの首都サイゴン(現ホーチミン市)に無血入城して終幕を迎え、統一が実現したのです。その間、多くの命が犠牲になりました。米軍の死者だけでも5万人を超えています。ベトナム人にとってもその後の復興の道のりはとても険しいものでした。 しかし、この戦争は戦争報道という面から、歴史上例を見ないほどの量と質の報道がなされました。世界中から多くの報道関係者がベトナムに集まり、命を賭して最前線へ赴き、筆を走らせシャッターを押したのです。そこからピュリツァー賞をはじめ多くの賞を得ました。その作品の数々は30年以上を経ても決して色あせることがありません。それは、ジャーナリストが真正面から戦争というものを見つめ、報道したからにほかなりません。今、改めてその成果を見つめ直し、その後も地球上からなくならない紛争の愚かさと悲惨さを再認識させる展覧会です。 今回の展覧会ではあまり紹介されることがなかった北ベトナムの写真家が撮った写真を多数発掘し展示します。北ベトナム側のカメラマンの死者が200人を超えていたことも分かりました。南ベトナム側の写真の中からは日本人やアジア人の代表的写真家にしぼり写真を展示します。南北両面からベトナム戦争を見つめ直す画期的な展覧会です。戦争とその場に立ち会わざるを得なかった人々の姿を余すことなく伝えます。

主催者
朝日新聞社
休催日
毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
観覧料
一般 800(640)円/学生 700(560)円/中高生・65歳以上 500(400)円
※( )は20名以上の団体及び東京都写真美術館友の会
※小学生以下および障害をお持ちの方とその介護者1名は無料
展覧会ホームページ
http://www.syabi.com/index.shtml
展覧会問合わせ先
Tel.03-3280-0099/Fax.03-3280-0033

会場情報

東京都写真美術館 トウキヨウトシャシンビジュツカン

TOKYO PHOTOGRAPHIC ART MUSEUM

会場住所
〒153-0062
目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
ホームページ
https://topmuseum.jp/
問い合わせ先
03-3280-0099
更新日:2010年11月2日
登録日:1999年3月31日