展覧会概要:
山口蓬春記念館では、山口蓬春(1893-1971)が描きとめた多数の素描類を所蔵していますが、そこには様々な花が描かれています。蓬春は自身の絵のモティーフとするために多くの草花を庭園に植え、遺された素描からは蓬春の花を愛でる気持ちを窺い知ることができます。
素描について蓬春は、「観たまま、感じたまま、知ったままを、一つの写生の中に包括することが出来るようになれば、その写生は立派な写生であり、このような写生に依って初めて立派なタブロウ(*)が創作されることになるのである。」(山口蓬春『新日本画の技法』昭和26年)と述べています。この「観たまま、感じたまま、知ったまま」とは、ものを視覚でとらえた観たままを描き出すだけでなく、そこに自己感動があらわれ、またそのものが最も美しく見える状態を知るということであり、このような素描が出来るようなるまでには、相当に永い訓練が必要になると述べています。
また「日本画に於ける写生は、一つの独立した画面を制作するための準備運動であって、昨今ジャーナリズムが雑誌や新聞の上に、素描と称して頻りに取り上げて居るような人に見せるのが目的のものではない。ジャーナリズムなどの要請に基いて、特に人に見せる目的で作った写生には、時に、素描体でタブロウに近いものや、或は、素描化された一種気取ったスタイルを持つものも出来るが、日本画に於ける写生の原則は、飽く迄も自分のため、即ち、自分の創作の基礎を作るためである。」 (同上)としていることから、素描とは作家がものを観察し造形的に基礎づける純粋な段階であり、素描を見るということは、その作家の芸術創造の舞台裏を垣間見ることなのかもしれません。
本展では、このような創作の原点とも言える素描に焦点をあてて、蓬春の目を透して描かれた四季の花々の世界を展観いたします。
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| 会場 | 山口蓬春記念館 |
|---|---|
| 開催期間 | 2010年06月11日~2010年08月01日 |
| 開催時間 | 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
| 休催日 | 月曜日(7月19日を除く)、7月20日(火) 休催日カレンダー |
| 料金 | 一般500円、高校生以下無料 |
| 展示替え情報 |
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| ジャンル | 日本画 |
| 主催 | 山口蓬春記念館・公益財団法人 JR東海生涯学習財団 |
| 共催・協賛・協力 | |
| 会場住所 | 〒240-0111 神奈川県三浦郡葉山町一色2320 |
| 交通案内 | JR横須賀線・湘南新宿ライン「逗子駅」より京浜急行バス3番乗場又は京浜急行線「新逗子駅」南口2番乗場より「海岸回り葉山行(逗12)」「海岸回り福祉文化会館行(逗11)」にて約18分「三ヶ丘(さんがおか)・神奈川県立近代美術館前」下車徒歩2分。 |
| 会場TEL | 046-875-6094 |
| 次回開催場所 | |
| ホームページ | http://www.jrtf.com/hoshun/ |
| お問い合わせ先 | 046-875-6094 |
| 備考 |
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