美術館は、木内克、柳原義達、堀内正和、湯原和夫、飯田善國、保田春彦、江口週、小田襄、若林奮といった、現代の彫刻界を代表する彫刻家たちの作品を多数所蔵しています。彼らは、すぐれた彫刻のほかにも、紙を使ってアイデアを練る、彫刻的な作品を紙で作る、デッサンをする、版画を作るなど、紙を素材にした仕事にそれぞれの個性を強く印してもいます。そのひとつひとつが、彫刻作品とのさまざまな関連を覗かせて、多彩な変化を見せてくれるものです。
この小企画では、当美術館の所蔵品を中心にして、9人の彫刻作品とペーパー・ワーク、併せて約70点を展示し、彫刻家の仕事を多角的に紹介いたします。