タイトル等
宿院仏師
-戦国時代の奈良仏師-
会場
奈良国立博物館
会期
2005-05-28~2005-07-10
休催日
毎週月曜日
開催時間
午前9時30分~午後5時(ただし金曜日は午後7時まで、入館は閉館30分前まで)
観覧料
一般 420円(210円)/高校・大学生 130円(70円)/小・中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
主催者
奈良国立博物館
概要
戦国時代(16世紀)の奈良では、仏像彫刻の製作環境が大きく変わりました。古代中世の伝統から大きく外れた俗人の仏師、いわゆる宿院仏師が誕生したのです。彼らは正統の仏師系図に載らぬ番匠(大工関係)出身の仏師集団で、3世代にわたる約八十年余りの活躍が知られています。初代の源四郎は海龍王寺の沙弥仙算のもとで木寄番匠として彫刻用材の木取りなどに携わり、続いて東大寺僧実清のもとで助作として仏像製作に参加しました。二代目の源次は俗人のまま宿院仏師と名乗って自立し、奈良宿院町に構えた仏像製作の工房を仏師屋と呼びました。三代目の源三郎は大仏師と名乗り、林小路町で工房を経営しました。この間の仏像の表現をみると、棟梁の交替時期を境にして作風が微妙に変化しているのがわかります。これまで注文製作であったのが、大きな社会変革のなかで店舗販売に変貌していったのかどうか、重要な課題が彼らの作品の中に潜んでいます。宿院仏師の仏像は多くが彩色を施さず、良質なヒノキ材を活かした素地仕上げであり、平明で清潔感のある表現に特色があります。その素直な表現は同時代の他地域の仏像と比べて独立しており、南都の古き良き伝統がそこに感じられます。また健康的な明快な表現には、近世職人の先駆けのようなところがあります。今日、宿院仏師関係の遺品は70件を超えています。本陳列はそのうちの主要な仏像31件を選んで宿院仏師の消長をたどります。中世末期の奈良文化を象徴する宿院仏師の歴史とその作風にふれていただけたら幸いです。
ホームページ
http://www.narahaku.go.jp/
展覧会問合せ先
ハローダイヤルサービス:050-5542-8600
会場住所
〒630-8213
奈良県奈良市登大路町50
交通案内
◆電車・バスを利用する

近鉄奈良駅下車 登大路町を東へ徒歩約15分
JR奈良駅または近鉄奈良駅から市内循環バス外回り(2番)「氷室神社・国立博物館」バス停下車すぐ

関西国際空港からリムジンバス JR奈良駅行き「近鉄奈良駅」バス停下車 徒歩約15分
大阪国際空港からリムジンバス 奈良/天理行き「近鉄奈良駅」バス停下車 徒歩約15分


◆自動車を利用する

駐車場について
専用の駐車場はありません。周辺の駐車場をご利用下さい。
正倉院展期間中は大変混雑いたします。
登大路自動車駐車場 午前6時~午後10時
大仏前自動車駐車場 午前9時~午後5時 (団体バス予約優先)
高畑自動車駐車場 午前9時~午後5時

なお、歩行困難な方は当館係員にご相談ください。

名古屋方面から
西名阪自動車道・天理I.C.から国道169号線を北へ約15分。

大阪方面から
第二名阪道路・宝来I.C.から国道369号線を東へ県庁を越えて約1分。
西名阪自動車道・天理I.C.から国道169号線を北へ約15分。

京都方面から
京奈和自動車道・木津I.C.から国道24号線を南へ、国道369号線を東へ約1分。
ホームページ
https://www.narahaku.go.jp/
奈良県奈良市登大路町50
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